今週土曜の東京メインレースは、1着馬に日本ダービーの優先出走権が与えられるトライアルレース・プリンシパルSです。

古くはダンスインザダークが皐月賞回避からここを叩いて本番へ向かったローテーションが印象深いレースですが、ダンスインザダークも本番ではフサイチコンコルドの大駆けにあって2着に敗れており、なかなか本番直結とはいかないレースとなっています。

ダービーを目指すためには勝たなければどの馬も賞金不足が濃厚なメンバーが揃っており、大混戦となっていますが、今回注目したのはモーリス産駒のジャックドールです。栗東・藤岡厩舎の管理馬で、これまで斉藤新騎手、藤岡佑介騎手で3戦走ってきましたが、今回は三浦騎手との新コンビとなっています。

デビューから先行を持ち味にした競馬で連続2着と、未勝利脱出に足踏みとなっていましたが、年明けになって馬体が絞れた効果もあるのか、2着馬に9馬身差をつける圧勝で未勝利脱出を果たしています。

3戦連続して芝2000mと中距離こだわったローテーションがこれまで組まれており、今回も同じ芝2000mということもあり、大崩れはないと期待したいです。

ライバル馬をみると、ディアデラノビアの仔で父ロードカナロアのディオスバリエンテ、ルメール騎手騎乗で上位人気が予想されるキングカメハメハ産駒のヴァイスメテオールなどが挙げられます。

幸いフルゲート18頭に対して登録18頭と、全馬除外なく出走可能となっており、各陣営ともきっちり仕上げてくるかと思われます。単勝オッズも割れそうですので、ジャックドールの単勝にも妙味がありそうですね。