先日のかしわ記念を勝利し、これで年明けの川崎記念から地方交流G1を2連勝となったカジノフォンテンは、昨年の東京大賞典でオメガパフュームの2着に食い込んでから、明け5歳となってめきめきと力をつけてきています。
中央勢のインティやカフェファラオといったマイルに強い一戦級を負かしており、順調なら帝王賞で再度オメガパフュームとの対戦が見られるかと思うと、競馬ファンとしてはわくわくさせられます。
また血統のロマンもあり、父カジノドライヴは産駒頭数こそ少ないものの血統は米国でも高く評価されていた1頭で、カジノフォンテンには貴重な血を受け継ぐ後継種牡馬としても期待がかかります。
また、カジノドライヴを管理していた美浦・藤沢厩舎にとっても、来年の厩舎解散前にここまで強い馬が出てきてくれたのはうれしいことだと思われます。
そして、今週も藤沢厩舎ゆかりの血統からダートの大物候補が出走予定です。
日曜東京10レースに組まれている3歳オープンの青竜ステークスに出走予定のラペルーズは、父ペルーサということで、父子ともに藤沢調教師の管理となっており、ペルーサにとっては初年度産駒からいきなりの大物誕生に期待のかかる一頭です。
中央でのデビューは16頭立ての15着と惨敗を喫してしまいましたが、その後は道営で2勝をあげ、昨年末に中央へ戻ってきました。復帰後は1勝クラス、ヒヤシンスSと2連勝し、3歳ダート馬の登竜門である青竜ステークスへ挑みます。
前走で負かしているプロバーティオ、レディバグのほかにも、ダートに活路を見出すべく芝から転身してくるアメリカンファラオ産駒リフレイムの参戦もあり、面白い競馬が期待できそうですね。