混戦ムード漂う、京阪杯。ジャパンカップの後に行われるとあって、祭りの余韻の中で行われる。とは言えお祭り騒ぎは東京競馬場。京都競馬場では最終レースに組まれた京阪杯を固唾を飲んでいるファンで溢れている。ジャパンCで的中馬券をしっかり手にした人は大きい。心に余裕を持って京阪杯での勝負に向かうことが出来るからである。計画的に馬券を買う人だと既に購入済と言う方もいる。馬券は計画的に買うのが1番良い。負けを取り戻すために購入する普段手を出さない三連単など火に油を注ぐようなもの。数うちゃ当たるでは困ったものだ。
話は京阪杯に戻り、恐らく1番人気に押し出されるであろうエイシンスパルタン。この馬のベストは実は6ハロン戦ではなく7ハロン戦である。しかし、外車らしくスピード能力は相当なものを持っているため、前走スワンSでも3着と能力の高さを証明した。今回もタッグを組む岩田騎手が騎乗したが、しっかり最低限の仕事はした。前走での騎乗は1年半以上ぶりの2度めであったがそれまでのエイシンスパルタンは藤岡祐介騎手が主戦騎手を務めていた。
今回、岩田騎手が連続騎乗する事で、主戦騎手も変更となる可能性がある。早いもので11月も最終週を迎える。岩田騎手は今年未だに勝てていない重賞をエイシンスパルタンで制覇する事が出来るのかにも大きな注目が集まる。昨年13勝が今年は信じられない事に未だ0勝という異常事態である。特大のスランプに陥ってしまっているが、このままで年を越すわけにはいかない。岩田康誠騎手が意地を見せる。