1800mが微妙に短い。芝馬ではよく見かけますが、ダート馬では珍しいのかもしれません。そんなダート長距離砲ともいえるアポロケンタッキーが、ついに大舞台に名を連ねるまでになりました。
ノンコノユメ世代といえる現4歳馬。最大の強みは「誰が乗っても安定感のある競馬ができる」。これに尽きるのではないでしょうか。
今年に入っての大敗は休み明け2戦目となったブラジルカップ。同じ舞台の東京のダート2100mは金蹄Sで勝利していることもあり2走ボケと判断してよいでしょう。今年に入ってから戸崎騎手、小牧騎手、田辺騎手、そして前回の松若騎手と、異なる騎手で勝利を積み重ねて、ついに今週GⅠ出走となります。
出走メンバーはここ数年の中でも最高クラスに豪華ですが、実績馬の高年齢化も進んできており、そろそろ世代交代があってもいいのではないかとも思えます。
1番人気馬は2011年のトランセンドまで遡らないと勝利がなく、特に中京記念開催となった一昨年から2年連続1番人気を得ているコパノリッキーはどちらでも掲示板外に飛んでいるため、今回も不安視したい所です。また、晩成の大器アウォーディーも人気集中することが予想されます。ダート転向後の無敗でJBCクラシック勝利まで登り詰めた強さを信じるか、1番人気不安説を採用するかが取捨選択の分かれ道となりそうです。