チャンピオンズCに名称変更し早3回目、ジャパンカップダートが消滅し3年が経つ。
ジャパンカップダートの主な消滅理由は右回りにし外国馬が一切来なくなったためだったと思うが、だとすると外国馬がほとんど来なくなっているジャパンカップの消滅・名称変更も有り得ない話ではないのかもしれない。
ジャパンカップダート・ジャパンカップを土日、あるいは同日開催していたときは世界中のトップジョッキーが集まるなど非常に国際色豊かで、いつもの競馬場と違う雰囲気、日本競馬のビッグイベントという感じがあったものだが、ジャパンカップ後のGⅠ谷間週をなくし毎週連続でGⅠを開催するためにジャパンカップダートを1週スライドさせたことがことの始まりだった。
土曜のGⅠ開催や1日に複数のGⅠを開催するより分散させたほうが売り上げは良いのだろうし、レース・イベントの盛り上がりより、売り上げ重視というのも、世界最高の売り上げを誇る日本競馬としては悪くはないと思っていたが、結果ジャパンカップダートに外国馬が一切来なくなり消滅に至り、ジャパンカップにも外国馬がほとんど来なくなっているのだから考え直す必要があるだろう。
世界を見渡すとブリーダーズカップや凱旋門賞ウィークエンドやロイヤルアスコット開催、ドバイミーティングに香港国際競走と同日にビッグレースが多数行われるイベントが主要なレースとなっていて、それらがトップホースを多数招致できているようにも思う。
海外馬券が買えるようになり秋には香港国際競走やブリーダーズカップなどが買えるようになったため、以前のように毎週連続GⅠ開催というものにそれほど魅力はないと言えるだろうし、特にドバイと香港には日本馬も複数レースに出走することが予想され、日本でも1日に多数のGⅠレースを買えるようになる機会が増えその魅力に魅せられるファンは多くなるかもしれない。
そこで今一度チャンピオンズCを名称変更しジャパンカップダートを復活させ、売り上げよりジャパンカップのブランド力・ビッグイベント化・ステータスに重点をおき、ジャパンカップ・ジャパンカップダートの東京競馬場での土日・同日開催を検討すべきではないか。
なんならエリザベス女王杯とマイルCSも含めて検討してもいいのかもしれない。ジャパンカップダートの復活、ジャパンカップとの土日・同日開催の復活がジャパンカップのステータス再生の1つの方法かと思う。