昨年のジャパンカップでは、7番人気の低評価ながら世界のムーアに導かれ、惜しい2着だったラストインパクト。
今年は、いよいよ昨年の雪辱を期すはずだった。しかしながら、2着になった昨年のジャパンカップ以降は、ドバイ・シーマクラシックでの3着こそあるものの、日本国内のレースでは掲示板にすら載らない戦績。今回、常識的に考えれば、余り買える要素はないと言える。
ただ、昨年も札幌記念で0.2秒差の6着、天皇賞(秋)で0.8秒差の12着から、突然の2着の流れ。今年は、宝塚記念で1.0秒差の7着に、休み明けの京都大賞典での0.6秒差7着と、昨年の流れとほとんど差のない近走とも言える。また、海外遠征もあり、調整に関しては順調とは言い切れなかったことを加味すれば、昨年より能力・状態が落ちているとは言い切れない。
東京競馬場の2400mコースは、青葉賞で0.0秒差の3着、ジャパンカップで0.0秒差の2着と、勝っていたとしてもおかしくない成績で、コース的な相性を考えれば、かなりのものと言えよう。
調教の経過も順調であり、ここで一着になったとしても突然の変わり身とは言えないだろう。