【チャレンジC予想2016】伏兵馬は変幻自在のヒルノマテーラ

今週の阪神メインはハンデ重賞の第67回チャレンジC。ハンデ重賞なだけに、伏兵馬の台頭には注意しておきたい一戦。

今回紹介させていただくのは伏兵馬のうちの1頭、牝馬のヒルノマテーラだ。前走のエリザベス女王杯は見せ場なく終わったが、G3のこのメンバー相手では好勝負が期待できる。有り難い事に今回は人気を落として迎えそうで、ずっと追いかけて来たファンに取ってはチャンス到来。かなり配当妙味が高くなりそうだ。

近走のレースぶりからヒルノマテーラは後方一気のイメージが強いが、実は自在性豊な馬。先行も出来る馬でペースによってその脚質は大きく変わる。正に変幻自在と言ったところだが、ハナを切る事はない。先行すれば力強く直線抜け出し、追い込みに徹すれば最後に豪快な末脚で一気に他馬をごぼう抜きにする事も出来る。ただ、後方待機策の方がこの馬の持ち味が生きるのは事実。出来れば後方で最大限足をためて直線で末脚を爆発させたいところだ。

先行しても伸びては来るが、後方待機策で末脚を温存させて直線で爆発させた方が見ている方もスカッとするだろう。追い込み馬は嵌った時はとにかく強く見える故にこれは仕方ない。

いずれにせよ、2週目で多少外差しになっていれば面白いし、ハンデも54kgなので先行しても面白い1頭には違いない。今年の春の段階ではまだ1000万下クラスの馬だったが、マーメイドステークスで2着、カシオペアステークスで牡馬を撃破。エリザベス女王杯ではハマらず惨敗を喫したが、次は番狂わせがあってもおかしくない。