さあいよいよ今週は朝日杯フューチュリティステークス。もうここでの焦点は武豊騎手が勝ち、前人未到のJRA全G1制覇を成し遂げる事が出来るかどうか?という一点に尽きる。
武豊騎手の騎乗する馬は前走黄菊賞(500万下)を勝利したタガノアシュラ(牡2)の予定。朝日杯FSの上位人気馬にタガノアシュラも担ぎ出されるのは間違いない状況だ。実力はある馬だけにガチンコ勝負でも十分勝ち負けを演じる事は出来る馬。しかし、気ムラな面がありアテにしずらい部分もある。ここを名手の武豊騎手がどの様に乗りこなすかがポイントとなる。
流石にどんなレースでも緊張とは無縁の武豊騎手でも、JRA平地G1完全制覇の偉業がかかっているだけに、流石にこの1戦だけは普段のレースと気持ちの入れ方が違うのではないだろうかと思ってしまうが、昨年は某テレビ番組では「朝日杯FSは下手くそなんで。勝ち方分からないんですよ(笑)」なんて冗談交じりに自虐的なコメントをするくらいの余裕があった。
とは言え当然モチベーションは高くなってくる。昨年は遂にエアスピネルで達成かと思われた所にリオンディーズの強襲にあってしまった。レース後武豊騎手は冗談交じりに、「1人空気の読めないイタリア人が・・・」と話しているように、馬に跨ってしまえば緊張感は吹き飛んでしまうのがこの言葉からも良く分かる。
来年は重賞レースが増えることになるが、朝日杯FSを制すればもう武豊騎手に残された大仕事はないと言ってもおかしくない程、これまで打ち立てて記録は他の騎手が破る事は先ず不可能。今年は遂に偉業達成となるか?ここは馬券とともに二重で楽しめるレースとなる。