【天皇賞春2022予想】「2強」は“消し”評価!軸はこの馬だ

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重要度の高い前哨戦を勝ち上がってきたディープボンドとタイトルホルダーが人気の中心となりそうな今年の天皇賞(春)。タイトルホルダーはスロー逃げの競馬を展開したい人気馬で、逃げて早めに動いていくロングスパートがここでは理想。ディープボンドもズブさがあるので、タイトルホルダーを見ながら早めに動いていくでしょう。

この展開になった時に狙いたいのは、アイアンバローズです。

前走の阪神大賞典は、好位からロングスパートに対応して2着。2走前のステイヤーズSでは、逃げながらも後半5Fの持続力勝負で2着に粘り込み。前々で勝負ができて持続力もあり、こちらもロングスパートの競馬を得意とするタイプです。勝ち切る条件が比較的狭い上位の2頭と比べても、軸向きで買いやすい1頭であると感じます。

2走前のステイヤーズSで長距離路線へシフトしてから能力が開花した感があり、スタミナ上位なのは間違いなし。さらに、重い斤量を背負った経験が無い馬が多い中、57kgで3勝クラスを勝った実績も大きなアドバンテージとなるでしょう。

気性の難しさがネックではありますが、一戦一戦走る毎に成長があり、前走も1周目掛かりかけてたのを鞍上の石橋騎手がよく抑えてくれました。長い距離を勧めたのも石橋騎手ということで、このコンビならさらなる成長も期待できるでしょう。

阪神大賞典・2着からの参戦、気性の難しさと同時に図抜けた能力、先行力とスタミナがあるオルフェーヴル産駒で鞍上は石橋脩騎手という条件から、2012年に14番人気ながら同レースを制したビートブラックを連想したファンも少なくないでしょう。ビートブラックよりも圧倒的な人気馬という立場にはなりますが、この条件なら勝ち負け必至と見て本命視したいと思います。

続いて対抗馬ですが、こちらはスタミナのある差し馬を選出。その馬は、ヒートオンビートです。

キャリア全4勝は2200mから2400mで挙げており、重賞も昨年は目黒記念とチャレンジCで2着、今年は中山金杯と日経賞で3着と長い距離と坂のあるコースで好走しています。

3200m戦は今回が初となりますが、スタミナは十分豊富であることは証明済みですし、しまいで伸びきれず勝ちきれないのは距離が足りないのではないかという見方もできるでしょう。スローを中団で脚を溜め、早めに動く展開で差してくるのはこの馬と見て、有力視したいと思います。

ということで今年の天皇賞(春)は、本命アイアンバローズ、対抗ヒートオンビートを最終予想とします。