【BCマイル2023予想】ソングライン、ウインカーネリアンが参戦!日本2度目の挑戦成就なるか!?

11月5日(日)、アメリカのサンタアニタパーク競馬場では芝1600mで行われるG1レース、ブリーダーズカップ・マイルが日本時間の午前5時30分発走予定で開催されます。

日本からは美浦・林徹厩舎の5歳牝馬ソングライン、美浦・鹿戸雄一の6歳牡馬ウインカーネリアンの2頭がそれぞれ日本から主戦騎手を携えて参戦します。

ウインカーネリアンは国内での主な勝ち鞍が関屋記念、東京新聞杯勝利でG1勝利はおろかG2も厳しいという戦績のため海外遠征でのG1参戦は大幅な飛び級参戦と言えるでしょう。鞍上を務める三浦皇成騎手としては「競馬に絶対はない」の精神とともに胸を借りるつもりで大きな経験値を積んでほしい舞台です。

一方のソングラインは今年のヴィクトリアマイルを勝利すると、続く安田記念は昨年に続く連覇を達成するなど充実の一途。秋始動戦の毎日王冠は上がり馬エルトンバローズの2着となったが、距離をマイルに戻す今回が本領発揮の舞台。海外遠征も昨年、今年の1351ターフスプリントで経験済みということで、日本馬によるBCマイル初制覇の可能性も十分期待できます。

最大のライバルと目されるのがゴドルフィンの所有するアイルランドの3歳牝馬モージです。英1000ギニーを勝利すると、先月キーンランドで開かれたQE2世チャレンジカップも制し、G1・2連勝からの参戦となります。

QE2世チャレンジCはBCフィリー&メアターフへのステップレースとして設定されている芝1800mの3歳牝馬限定戦ですが、同じく牝馬限定戦のBC F&Mターフではなく、牡馬混じりのBCマイルに照準を合わせてきました。

その他にも牝馬の目立つメンバー構成となっており、前走でアメリカG1のファーストレディステークスを制した4歳牝馬ジーナロマンティカや、前走でフランスG1のフォレ賞を制した3歳牝馬ケリナなどが上位人気を構成しそうです。

牡馬の存在感が薄いレースとなりそうですが、5歳せん馬のマスターオブザシーズも今秋の勢いから見逃せない1頭で、9月にはカナダG1のウッドバインマイルステークス1着、続く10月にアメリカG1のクールモアターフマイルステークスで2着から参戦してきます。

過去10年の開催ではアメリカ馬が5勝、欧州馬が5勝となっており、ブリーダーズカップで開催される多くの芝のレース同様にBCマイルもまた地元馬以外にも大きく門戸が開かれているレースと言え、日本から初参戦となった2021年のヴァンドギャルド以来の2, 3頭目となるソングラインとウインカーネリアンにも十分チャンスがあると信じて応援したい一戦です。