【エルムステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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札幌1700mで行われるダートG3「エルムS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

タイセイサムソン(牡5、奥村武厩舎)

8/2(水)札幌・ダート(良)6F85.7-5F69.6-4F53.6-3F38.8-1F12.6(馬なり)

札幌ダートで単走。道中は馬なりでリズムの良いフットワークで進み、直線は外目を弾むような力強い脚で駆け抜け、ラスト1F12秒6をマークしてゴール。大きなストライドで馬は気分良く走れていた印象で、最後までハミを取ってやる気も十分感じさせる走りでした。1週前も札幌ダートを単走で追われ、5F65.2―1F12.1をマークしてゴール。先週・最終と整える程度の追い切りでしたが、リズムを崩すとモロいところがある馬なので、追い切りでは馬のリズムを重視した内容を消化。馬自体の調子は良さそうで、あとは本番で自分の競馬ができるかどうかでしょう。

オーソリティ(牡6、木村哲也厩舎)

8/2(水)函館・W(良)5F68.1-4F53.4-3F39.6-1F12.1(馬なり)

函館Wで2頭あわせ。5歳2勝クラスの僚馬メイショウミズモを2馬身追走し、4コーナーで内から差を詰めると、直線は並ぶ間もなく交わして楽々と4馬身先着しました。1週前は函館Wを単走で追われ、5F68.2―1F12.0をマークしてゴール。約1年4ヶ月ぶりの実戦でダートも初ということで、状態面に加えて適性面も懸念があった馬でしたが、追い切りでは十分に動けており、馬体も追い切り時で522kgと、休養前のジャパンC・2着時と変わらぬ馬体重までは戻っています。ダートについては本番を走ってみるまで未知ですが、函館でじっくり乗り込まれており、態勢に抜かりはありません。

ベレヌス(牡6、杉山晴紀厩舎)

8/2(水)函館・W(良)4F55.1-3F40.0-1F12.4(馬なり)

函館Wコースで単走。道中はゆったりと折り合いに専念し、直線を向いて手前を替えてからはハミをしっかり取ってラスト1F12秒4をマークしてゴール。1週前は西村淳也騎手を背に栗東CWコースで6F84.8―1F10.8の好時計をマークしてゴール。1週前のラスト1F10秒8は圧巻の時計で、これだけ動けていれば持ち味のスピードを発揮できる好状態に仕上がっていると見て良いでしょう。最終追いは輸送も考慮して軽めの内容でしたが、先週までにあらかた態勢は整っているので、あとは本番で自分のペースで運ぶことができるかどうかでしょう。