【フェアリーステークス2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

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3歳牝馬が激突するマイル重賞「フェアリーS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

キャットファイト(牝3、上原博之厩舎)

1/3(水)美浦・W(良)5F65.6-4F50.3-3F36.6-1F11.6(馬なり)

美浦のWコースで3頭併せ。同厩舎の2頭を先行させ、道中は後方でリラックスして折り合いに専念。4コーナーで徐々に差を詰めていくと、直線は最内から余力十分に並びかけ、馬なりのままラスト1F11.6の好時計をマークして、1頭に大差で先着、もう1頭と併入しました。前走の阪神JFは入れ込みが激しく、10着に大敗。気性の難しさが今回もカギとなりそうですが、中間は折り合いやリラックスを課題とした内容の追い切りを消化してきており、最終追いでは集中力を切らさずに走ることが出来ています。道中スムーズに折り合えれば、まず勝ち負けになるでしょう。

ニシノティアモ(牝3、上原佑紀厩舎)

1/3(水)美浦・W(良)6F84.7-3F37.9-1F11.4(馬なり)

美浦のWコースで3頭併せ。3歳未勝利の僚馬グランルチャドールを2馬身先行させ、3歳新馬のタンタルイーズを後方に置き、道中は真ん中で折り合いに専念。直線はラスト1Fで前のグランルチャドールに並びかけ、11.4の末脚で引き離して半馬身先着しました。操縦性が高いので道中は2頭の間で問題なく折り合えており、直線も無理なくスムーズに伸びて先着と、好内容の追い切りを消化しました。時計面でも前走以上の時計を計時しており、仕上がりは良好。まだまだ馬体はきゃしゃに見えますが、競馬センスと状態の良さから高いパフォーマンスが期待できそうです。

ジークルーネ(牝3、栗田徹厩舎)

1/3(水)美浦・W(良)5F68.2-4F53.4-3F38.3-1F11.7(馬なり)

R.キングスコート騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。5歳オープンの僚馬パワーブローキングを1馬身追走し、前半から良いペースを刻んでいきます。4コーナーで内から差を詰めると、直線はラスト1F11.7のキレ味を見せて半馬身先着しました。バタバタと走りがブレ気味だった僚馬とは対象的に、軸のブレない安定したフットワークで鞍上ともピタリと折り合い、直線は楽な手応えで相手を圧倒と文句なしの追い切りを消化しました。デビュー戦では好スタート決めて好位で回し、最後捉えるという優等生ぶり。競馬センスは高く、中山マイルとの相性が良さそうな点も好材料です。