【函館スプリントS予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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サマースプリントシリーズ第1戦「函館スプリントS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ナムラクレア(牝3、長谷川浩厩舎)

6/8(水)函館・芝(良)5F66.1-4F50.5-3F37.2-1F11.6(馬なり)

函館の芝コースで2頭併せ。僚馬メモリーレゾンを2馬身追走し、直線は内から手応え良く脚を伸ばしてラスト1F11.6の好時計をマークして併入。追走もスムーズで、直線も調教駆けする相手を馬なりの楽な手応えのまま楽々併入と、好内容の追い切りを消化しました。1週前は浜中俊騎手を背に坂路で追われ、4F53.4-1F11.3と前半はゆっくり入るも、終いは鋭い脚を使えています。全体時計もこの馬なりに優秀で、終いも2週連続で11秒台マークと好調ぶりがうかがえます。仕上がりは万全と見て良さそうです。

シゲルピンクルビー(牝4、渡辺薫彦厩舎)

6/8(水)函館・芝(良)5F63.5-4F47.7-3F34.9-1F10.3(馬なり)

函館の芝コースで2頭併せ。僚馬ベアーザベルを3馬身追走し、コーナーで内から差を詰めると、直線は序盤で一気に前へ進出してラスト1Fは10秒3の破格のタイムで3馬身先着。馬なりのままあっさり突き抜け、この日の芝コースの1番時計をマークと、内容・時計ともに文句なしの追い切りでした。昨年の同レースの最終追いは函館のWコースでしたが、今年は広い芝コースでしまい重点に追われ、好感触を掴めた様子。今年初戦の京都牝馬Sで4着に好走し復調気配を見せると、続く前走の鞍馬Sは約1年2ヶ月ぶりに勝利し、勝ちっぷりも鮮やかでした。ここにきて充実ぶりが際立っており、気配の良さが目を引きます。

ヴェントヴォーチェ(牡5、牧浦充徳厩舎)

6/8(水)函館・W(良)4F55.7-3F41.2-1F13.0(馬なり)

西村淳也騎手を背に函館の芝コースで2頭併せ。僚馬ノアラヴィータを2馬身追走し、終始馬なりのまま余裕を持って内に潜ると、ラスト1Fは13.0をマークして併入しました。時計はそこまで出さず、騎手と感触を確かめ合う程度と軽めの内容でした。2週前にも坂路で西村騎手騎乗で併せ馬を行い、自己ベストを更新。1週前は坂路で4F54.3-1F12.4の好時計をマークし、溜めを活かした追い切りを消化しました。先週までにあらかた仕上がっていたと見られ、確認・調整の最終追いで態勢は整ったと考えられます。