【北九州記念2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ
スプリントのハンデG3「北九州記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ジャスパークローネ(牡5、森秀行厩舎)
6/27(木)栗東・坂路(やや重)4F53.8-1F12.0(馬なり)
団野大成騎手を背に栗東坂路で単走。鞍上はほぼ手を動かさず、リズムを重視した追い切りを消化。軽めの内容でしたが、2週前には4F50.8、1週前には4F51.2と先週までに負荷は十分にかけられており、最終は輸送も考慮して騎手に感触を確かめさせる程度という内容に収めたかたち。海外からの帰国初戦となりますが、胸前の筋肉はこれまでよりも大きく見え、さらにパワーアップしてきた印象を受けます。高いパフォーマンスが期待出来る仕上がりにはあると見て良さそうです。
ナナオ(牝3、小栗実厩舎)
6/26(水)栗東・P(良)6F82.0-5F66.4-4F51.2-3F37.6-1F11.4(強め)
栗東Pコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ソルアマゾンを6馬身と大きく先行させ、序盤はゆったりと後ろで脚を溜めつつ追走。4コーナーでは外から差を詰めていき、直線はジリジリとスピードにのせて交わし、最後は2馬身差を付けて先着しました。1週前は和田竜二騎手を背にPコースで2頭併せを行い、3馬身追走させた僚馬をラスト1F11秒0の脚で交わしてクビ差先着。開幕週に合わせて時計の出やすいPコースで追われている点は好感が持てますし、先行馬を見ながらいったん息を整え、溜めた末脚で差し切るという本番をしっかりとイメージできている追い切りを消化できている印象です。
カンチェンジュンガ(牡4、庄野靖志厩舎)
6/26(水)栗東・坂路(やや重)4F52.9-3F38.9-2F25.0-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。首を横に降りながら直線に入ってきますが、すぐに集中してピッチの利いた動きで登坂し、ラスト1Fは12秒3でまとめてゴールしました。1週前は坂路で2頭併せを行い、一杯に追われて4F50.9-1F12.8の好時計をマークして併入。全体時計の50秒9は馬場を考えれば優秀で、自己ベストもあっさりと更新。中間は坂路6本、ウッド4本と順調に本数もこなしており、調整過程は順調です。1週前の坂路が目立った時は好走することが多く、今回も好走パターンに当てはまります。