【シンザン記念2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

3歳クラシックへの登竜門「シンザン記念」へ向けて、各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は、追い切り映像やタイム、1週前の追い切り内容などから総合的に好調馬を判断し、その中でもとくに評価が高いと判断した3頭の馬を紹介したい。

プリンスリターン(牡3、加用正厩舎)

1/9(木)栗東・CW(重)6F84.6-5F69.2-4F54.2-3F39.8-1F11.8(馬なり)

原田和真騎手を背にCWコースを単走。外目を走って直線半ばで追われると、反応良く動いて馬場の悪い中でもラスト1Fは11.8秒の好時計をマーク。手綱は持ったままで内容的には軽めだったが、直線のフットワークはパワフルで、今の京都で伸びていきそうな脚色を見せた。1週前はCWコースで原田騎手を背に単走で追い切られ、時計は6F84.8-3F39.7-1F12.4をマーク。ここでもラストの伸びを意識した内容。

ヴァルナ(牡3、寺島良厩舎)

1/9(木)栗東・CW(重)6F79.2-5F63.5-4F49.7-3F37.2-1F12.2(一杯)

荻野琢真騎手を背に(レースは福永祐一騎手が騎乗)CWコースを単走。テンから行きっぷりが良く、直線では鞭も入って一杯に追われ、しっかりと負荷がかけられた内容だった。全体時計も素晴らしい時計で、ラスト1Fも12.2秒でまとめており、終いも垂れていない。やや高めのフォームは気になるが、脚の回転も速く、身体全体を使っており、調子は良さそうだ。

ルーツドール(牝3、藤岡健一厩舎)

1/9(木)栗東・CW(重)6F82.5-5F65.1-4F50.6-3F36.6-1F11.7(強め)

川田将雅騎手を背にCWコースを2頭併せ。僚馬イオウゼン(牡3、未勝利)を内から追走し、コーナーで差を詰めると直線では鞍上が仕掛けると一気に突き放し、2馬身先着した。川田騎手とはここが初コンタクトで、折り合いを重視しながらも好時計をマークした。舌を出したり序盤でヨレたりなど走りにはまだ荒さも見られるが、追われてからの反応の良さと、スイッチが入ってからのスピード感は抜群。