【天皇賞春2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

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長距離G1「天皇賞・春」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

アスクビクターモア(牡4、田村康仁厩舎)

4/26(水)美浦・南W(良)6F82.8-5F66.1-4F51.2-3F37.3-1F11.8(馬なり)

美浦の南Wで単走。鞍上と息の合った走りで、外ラチ沿いをスピード感満点に駆け抜けてラスト1Fは11秒8をマークしてゴール。道中は落ち着いた雰囲気で騎手の指示をしっかりと待てていました。とくに評価したいのが1週前で、横山武史騎手を背に南Wで追われ、リードホースを置いた実戦形式のメニューを取り入れ、5F64.7-1F11.5の好時計をマーク。全体時計は自己ベスト更新で、しまいの反応と伸びも抜群でした。前走の日経賞を使われたことで気持ちの面でガス抜きが出来た印象があり、長距離戦へ向けて順調な仕上がりを見せています。

ディープボンド(牡6、大久保龍厩舎)

4/26(水)栗東・CW(重)6F84.0-5F67.9-4F53.2-3F38.1-1F12.0(馬なり)

和田竜二騎手を背に栗東CWコースで単走。雨が降って重たい馬場でしたが、全く苦にする様子なく力強く駆け抜けて、ラスト1Fは12秒0をマークしてゴールしました。トモの脚捌きの硬さはなくなり、しっかりと踏み込んで力を地面に伝える走り。叩かれたことで走りが滑らかになってきた印象を受けます。1週前も和田騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて7F95.3-1F11.4をマークし、先行させた古馬2勝クラスのダノンピーカブーを内からあっさりと交わして2馬身先着。長めにやって6Fの79秒8も前走以上、かつしまいも11秒4でまとめてと、この時点であらかた態勢は整った様子です。最終ではタフな馬場でもリズムを崩さないあたりに、精神状態の良さもうかがえます。ここは好状態でレースに臨めると見ます。

アフリカンゴールド(セ8、西園正都厩舎)

4/26(水)栗東・CW(重)6F83.0-5F67.6-4F53.2-3F38.4-1F12.0(一杯)

栗東CWコースで単走。前半はゆったりと進めて、しまい重点に追われてラスト1Fはしっかり追われて12秒0をマーク。重い馬場も難なく自分の走りが出来るのがこの馬の強みで、この日の馬場も入りやすかったように見えます。1週前はCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて6F81.4-1F11.9をマークし、先行させた相手を外から交してクビ差先着。前走の追い切りでは鞭が入ってもまだズブいところがありましたが、今回は追われてからこの馬としてはスムーズに反応して脚を伸ばせており、近走の中では一番良い動きを見せてきたように思えます。前走の阪神大賞典・4着から調子を上げてきているなら、ここも侮れない1頭です。