【チューリップ賞2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

記事「【チューリップ賞2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?」のサムネイル画像

桜花賞への重要ステップレース「チューリップ賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ドゥーラ(牝3、高橋康之厩舎)

3/1(水)栗東・坂路(良)4F54.4-3F39.2-2F24.9-1F12.2(馬なり)

栗東坂路で単走。終始馬なりで流す程度の追い切りでしたが、4Fは自己ベストタイの時計を楽にマークしています。1週前には戸崎圭太騎手を背に栗東CWコースで3頭併せを行い、7F95.4-1F11.7の好時計をマークして3歳未勝利の併せ馬2頭に先着。長めにやって追走した併せ馬にあっさり先着し、全体時計も自己ベストを更新と絶好の動きと時計です。ここまで4戦の上がり3Fは全てメンバー最速で、しまいの脚は堅実。今回も引き続き高いレベルで好状態をキープしており、持ち前の末脚はいつでも発揮できる状態にあると見てよいでしょう。

ダルエスサラーム(牝3、高野友和厩舎)

3/1(水)栗東・坂路(良)4F53.1-3F38.3-2F24.7-1F12.0(馬なり)

幸英明騎手を背に栗東坂路で単走。表記は単走ですが、前で併せている2頭の馬にあわせるような動きを展開。序盤は折り合ってラチ沿いで我慢を利かせ、促されると鋭く反応して馬場の内へ出してラスト1Fは12秒0をマークしてゴールしました。馬の後ろでしっかり我慢も利いて内へ移動する際の動きも無理のない動きで反応も良く、鞍上と良いコンタクトを取れている印象を受けました。前走は好位から抜け出して快勝する好内容の競馬でしたが、外へモタれるところがあったので、この点が解消されてくればさらにパフォーマンスを上げてきそうです。

バースクライ(牝3、千田輝彦厩舎)

3/1(水)栗東・CW(良)4F54.1-3F37.1-1F11.0(馬なり)

栗東CWコースを単走。前半はゆったりと折り合いに専念し、直線に入ると抜群の手応えで加速していき、ラスト1Fは11秒0の猛時計をマークしてゴール。しまい重点の馬なりながらラストは高い集中力を持って走れており、最後の動きだけでも十分に好状態が伝わります。1週前は重くなったCWコースで追われ、5F66.3-1F11.1の好時計をマークし、自己ベストを更新。デビュー戦から頭を上げるなど幼い面を見せていた馬で、使える脚も長いというわけではありませんが、切れる脚は魅力です。距離や展開など課題はありますが、この脚が出せるなら警戒しておきたい1頭です。