【アーリントンカップ予想2023】NHKマイルCのトライアル!カルロヴェローチェやオオバンブルマイなど出走予定馬を考察

阪神土曜メインは3歳マイル重賞「アーリントンC」です。過去の勝ち馬には19年のスプリンターズSを優勝したタワーオブロンドンや、17年のマイルCSを制したペルシアンナイトなどがおり、後のG1戦線を占う意味でも注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

カルロヴェローチェ(牡3、須貝尚介厩舎)

前走のファルコンS・2着に好走したカルロヴェローチェ。抑えつつ追走しながらも、行きたがるところが見られ直線でもさばくのに手間取ってと決してスムーズな競馬ではありませんでしたが、ハナ差の2着と能力の高さは示しました。デビュー戦は1800mでしたが、そこから2000m、1600m、1400mと異なる距離を使われながらも結果を残してきました。折り合い面の難しさもあり、1400mから1600mあたりが適距離という印象。クラシック路線へは行かず、NHKマイルCが大目標となりそうです。ここを制してG1の大舞台での活躍も期待したいところです。

オオバンブルマイ(牡3、吉村圭司厩舎)

前走の朝日杯FS・7着から巻き返しを狙うオオバンブルマイ。2走前のG2京王杯を10番人気で制した素質馬でもあり、実績は上位。前走はスタートが良くなく後ろからの競馬となり、最後はやや伸び脚を見せるも7着に敗れました。それでも0秒6差と着差はそこまで大きくなく、1F延長したマイル戦でも脚を使えた点は好感が持てます。本来の形で運べなかったことが響いたかたちで、スタートさえ決めれば勝ち負けを演じてくれるでしょう。

ユリーシャ(牝3、中村直也厩舎)

前走のエルフィンSを逃げ切ったユリーシャ。スタート後1F進んでハナに立つと、1000m通過59秒8のマイペースで運び、2着馬コナコーストに2馬身半差をつけて快勝する強い勝ちっぷりを披露しました。2着に負かしたコナコーストは続くチューリップ賞で2着、桜花賞でも2着に好走しており、レベルの高い一戦を勝ちきったのは大きなポイントです。重賞は初挑戦となりますが、負かした相手を考えればここでも十分通用する可能性は高いでしょう。牡馬が相手でも2戦2勝のマイルが舞台なら、要注意の存在となりそうです。