【チャンピオンズカップ予想2023】ダート界の頂上決戦！レモンポップやセラフィックコールなど出走予定馬を考察

中京競馬の開幕を飾る重賞はダート王者決定戦「チャンピオンズC」です。例年、国内トップのダート馬が揃う一戦ですが、今年はどんな馬が集まったのでしょうか？今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

レモンポップ（牡5、田中博康厩舎）

今年のフェブラリーSの覇者レモンポップ。2走前、海外初挑戦となったドバイゴールデンシャヒーン・10着以外はオール連対で、国内戦では全く崩れることがない1頭です。前走のマイルCS南部杯では大差の逃げ切り勝ちを果たし、圧倒的な実力差を見せつけてくれました。最大の課題は、初の1800m戦となる点でしょう。もともと1400mを主戦場としており昨年の今頃はちょうど1600mの武蔵野Sに出走していた頃で、マイルでも長いと言われていました。ところが蓋を開けてみればマイルG1・2勝と高い適性を証明。今の充実ぶりなら1800mでもこなしてくれそうな気配です。

セラフィックコール（牡3、寺島良厩舎）

前走のみやこSを快勝し、無傷の5連勝で重賞初制覇を果たしたセラフィックコール。スタートは相変わらず遅かったものの、控えて直線で全頭を抜き去る圧倒的な勝ちっぷりで素質の高さを改めて示してくれました。これまで出走したレースはほぼ全て出遅れているので、とにかくスタートが遅いというのが課題。加えてエンジンのかかりも遅く、コーナーが急な中京コースでは勝手が変わってくる可能性はありそうです。それでもキャリア5戦全てが上がり最速をマークしているように、最後の脚は強烈。無敗のままビッグタイトル奪取となるか、注目が集まります。

アイコンテーラー（牝5、河内洋厩舎）

前走のJBCレディスクラシックを快勝したアイコンテーラー。ハイペースを先行していき、牝馬限定の地方戦とはいえ0秒8差をつけての圧勝は強い内容です。2走前のシリウスSはダートに転じて2戦目でしたが、キャリア最大の斤量55.5kgを背負い、右回りにもしっかり対応しての2着とこちらも好内容。ダートに転じてからは連対率100%、地方G1も勝利とたった3戦ですでに砂の王者の称号が手に入る位置まで上がってきました。牡馬混合戦で斤量は牡馬と2kg差となり、斤量のアドバンテージは小さくなりますが、1800mの左回りでコーナーが急な中京コースは断然合いそうな気配があるだけに、無視できない1頭でしょう。