【アルゼンチン共和国杯2023予想】G1ホースへの登竜門!テーオーロイヤルやゼッフィーロなど出走予定馬を考察

東京競馬場の日曜メインは名物ハンデ重賞「アルゼンチン共和国杯」です。ジャパンカップや有馬記念の前哨戦という位置づけでもある一戦で、過去の好走馬の多くが後の中長距離G1で勝ち負けを演じております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

テーオーロイヤル(牡5、岡田稲男厩舎)

昨年のアルゼンチン共和国杯・6着馬テーオーロイヤル。その後のジャパンC・14着後に骨折が判明し、今回は約11ヶ月ぶりの実戦となります。昨年は2月のダイヤモンドSを快勝し、天皇賞・春で3着と、昨年春は長距離重賞戦線で活躍していた素質馬。昨年のアルゼンチン共和国杯ではスローペースを先行し、内をロスなく運んでと道中はスムーズな競馬でしたが、直線で接触する不利を受けて後退。そこからさらに盛り返して内から伸びており、直線もスムーズなら勝ち負けだったと考えられます。昨年は運が悪かっただけで、本来の能力さえ発揮できれば上位争いは可能なはず。

ゼッフィーロ(牡4、池江泰寿厩舎)

前走のオールカマー・3着から参戦するゼッフィーロ。キャリア11戦中10戦が馬券圏内と安定しており、現在5戦連続で上がり3F最速をマークしており、末脚の安定感も抜群です。前走のオールカマーでは最後は狭いスペースをこじ開けるようにして伸びてきての3着で、直線でスムーズに脚を使えていれば2着もあったかと思われる内容。勝ちきれないところもありますが、ハマった時の切れ味は鋭く、今回のメンバーが相手なら差し切れるはず。気性が勝っているので久々も苦にならなそうで、今回も最後の直線は見せ場を作ってくれそうです。

ディアスティマ(牡6、高野友和厩舎)

前走の目黒記念・2着から参戦するディアスティマ。好スタートを切って迷いなく先手を主張すると、ロスなく運んで2着に踏ん張る好内容の競馬を展開。この馬以外の先行勢はこぞって掲示板外に敗れていることから、展開利だけで好走したという訳では無いでしょう。スタミナも相当あり、芝2500mは【1-1-1-0】と好成績。タフな馬場や小回りの方が条件としては向いてそうですが、ここでも主導権を握ることができれば最後まで踏ん張ってくれる可能性は高そうです。