【フローラS予想2022】いざ“樫”切符獲り!ラスールやルージュスティリアなど、出走予定馬を考察

東京競馬の開幕週を飾る重賞は、牝馬クラシック戦線の第2弾「オークス」への優先出走権が上位2頭に与えられるトライアル競走「フローラステークス」です。同レースの勝ち馬は本番でも上位争いを演じており、本番を占う上でも重要な一戦であると言えるでしょう。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

ラスール(牝3、宮田敬介厩舎)

今年初戦のシンザン記念で7着だったラスール。1番人気の期待を裏切る形となってしまいましたが、自己条件に戻した前走では2馬身差の完勝としっかり巻き返しを達成してきました。今回2Fの距離延長となりますが、兄には阪神大賞典、アメリカJCC、日経賞勝ちのシャケトラがおり、距離延長もプラスに働く可能性は高そうです。主戦のC.ルメール騎手が「次のグランアレグリア」とも喝破した馬で、ここを勝ち負けしてオークスへ弾みをつけたいところです。

ルージュスティリア(牝3、藤原英昭厩舎)

前走のチューリップ賞・6着馬のルージュスティリア。上がり3Fはメンバー最速33秒9でしたが、距離短縮のマイル戦で出遅れてはやはり厳しかった印象です。直線の長い東京コース替わりと、2000mへの距離延長は条件好転となりそうです。7カ月ぶりの休み明けも響いたかたちで、叩き2戦目の上積みも見込めば巻き返しの可能性は十分あると言ってよいでしょう。デビュー戦でコンビを組んだ福永祐一騎手との再タッグで重賞タイトルを狙います。

ルージュエヴァイユ(牝3、黒岩陽一厩舎)

新馬、デイジー賞と2連勝中のルージュエヴァイユ。新馬戦は上がり最速の脚でイン差し、デイジー賞は楽な手応えのままここでも上がり最速の脚で外から一気に突き抜けて快勝と、いずれも着差以上の完勝劇でした。しまいで確実に伸びる末脚は東京コースと合いそうで、道中の余裕ぶりからも距離延長はむしろ歓迎と言えそうです。連勝を伸ばしてオークスの舞台へ駒を進めることができるか注目です。