【府中牝馬S予想2023】エリザベス女王杯への重要ステップ!ディヴィーナやプレサージュリフトなど出走予定馬を考察

今週はエリザベス女王杯の前哨戦で古馬牝馬限定の「府中牝馬ステークス」が開催。秋の天皇賞やマイルCSを狙ってくるG1級の牝馬も多く、秋の古馬牝馬G1戦線を占う意味でも注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ディヴィーナ(牝5、友道康夫厩舎)

関屋記念・2着から参戦するディヴィーナ。昨年の関屋記念では11着、今年初戦の京都牝馬Sでは10着、続く阪神牝馬Sでは12着と重賞戦線で惨敗続きでしたが、5月のヴィクトリアマイルで4着に好走すると、中京記念と関屋記念で連続2着と勢いを取り戻してきました。ヴィクトリアマイルでは上がり3F最速の33秒1の末脚で追い込んで好走しており、直線の長いコースは合いそうです。距離は延びますが、緩めのペースだったヴィクトリアマイルでこのパフォーマンスなら、問題はなさそうです。近3戦で手綱を握っているM.デムーロ騎手との相性も良く、今の勢いなら久々の勝ち星も期待できそうです。

プレサージュリフト(牝4、木村哲也厩舎)

前走の東京新聞杯・3着から参戦するプレサージュリフト。2走前の京都金杯でも3着に好走しており、今年の2戦はいずれもG3で3着と好調です。予定していた関屋記念は体調が整わず回避となっており、状態面がしっかり戻っているかどうかは注視したいポイント。とは言えもともとポテンシャルは高い馬で、デビュー2戦目のクイーンCを制し、オークスでも5着に善戦しています。前走の東京新聞杯では今年のエプソムCの覇者のジャスティンカフェや昨年の秋華賞・2着馬のナミュールといった強豪を相手に好走しており、やはり能力は上位。東京コースではとくに好成績を残しているので、久々の実戦でも好走が期待できそうです。

ルージュエヴァイユ(牝4、黒岩陽一厩舎)

前走のエプソムC・2着から参戦するルージュエヴァイユ。2走前のメイSは直線で不利を受けて10着、3走前の愛知杯は出遅れに加えて道悪、展開向かずと条件が噛み合わず結果を出せませんでしたが、前走のエプソムCではこれまでの控える競馬から一転して内から先手を取って番手追走から2着に好走。脚質に幅を出して復調気配を見せてと収穫の多かった一戦でもありました。東京1800mは4戦2勝2着1回と相性が良いコースで、前走のエプソムCと引き続き同様の条件となる点は好材料です。