【JRA阪神牝馬ステークス予想2023】ヴィクトリアマイルの前哨戦!ルージュスティリアやイズジョーノキセキなど出走予定馬を考察

阪神競馬の土曜メインはヴィクトリアマイルの前哨戦となるマイル重賞のG2「阪神牝馬S」です。本番のヴィクトリアマイルで上位争いとなる馬を多く輩出しており、注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ルージュスティリア(牝4、藤原英昭厩舎)

前走の長篠Sを快勝し、条件クラスを突破してきたルージュスティリア。3歳春はチューリップ賞・6着、フローラS・15着と重賞の壁に跳ね返されましたが、秋初戦の1勝クラスを20kg増で臨んで快勝し、そこから3連勝でオープン入りと夏を越してしっかりと成長してきた印象です。デビュー戦では後の二冠馬スターズオンアースを降し、前走もNHKマイルC・3着の実績があるカワキタレブリーを降してと、素質は折り紙付き。主戦騎手だった福永祐一騎手から川田将雅騎手へと替わり、勢いそのままに重賞制覇を狙います。

イズジョーノキセキ(牝6、石坂公一厩舎)

前走の有馬記念・4着から参戦するイズジョーノキセキ。当初はこの有馬記念で引退する予定でしたが、良い意味で期待を裏切る激走ぶりを見せ、陣営は引退宣言を撤回。古馬になってからは長らく3勝クラスで足踏みしていましたが、昨年6月の垂水Sを勝ってオープン入りを達成。秋初戦の府中牝馬Sでは12番人気ながら、ソダシをゴール前で交わす番狂わせを起こして快勝するなど、ここへ来てようやく本格化してきた印象です。陣営はここをステップにヴィクトリアマイルでのG1獲りを見据えており、緒戦となるここは負けられない一戦。マイル戦は2021年のうずしおS(4着)以来と久々ですが、ここへ来て本領発揮してきた同馬がどんな走りを見せてくれるか。真価が問われる一戦となりそうです。

ピンハイ(牝4、田中克典厩舎)

前走の東京新聞杯・8着から巻き返しを狙うピンハイ。デビュー2戦目で迎えた昨年のチューリップ賞で2着に好走すると、桜花賞・5着、オークス・4着と牝馬二冠レースで大善戦。秋初戦の西宮Sでは現オープン馬を子ども扱いする上がり33秒0で快勝と、秘めたるポテンシャルはかなり高い1頭です。ただ、続くエリザベス女王杯では9着、今年初戦の東京新聞杯は8着と、近2戦は惨敗続きです。前走は強豪牡馬が相手で久々も堪えた印象があり、ひと叩きされて得意の阪神へ替わるここは変わり身が期待できそうです。オークス以来となる高倉稜騎手との再コンビで復権を狙います。