【京阪杯2023予想】来年のスプリント路線を占う一戦!ルガルやトウシンマカオなど出走予定馬を考察

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京都競馬の日曜12Rは今年最後の芝スプリント重賞「京阪杯」です。スプリンターズSで一区切り付いたスプリント路線ですが、来春の高松宮記念へ向けた幕開けを告げる位置づけとなる重要なレースでもあります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ルガル(牡3、杉山晴紀厩舎)

前走のスワンS・4着から参戦するルガル。前走はスタートでアオって出遅れてしまったのが全てで、それでもすぐに脚をためる形に切り替え、慣れない形でも崩れずに最後伸びてきたのはむしろ好感が持てます。2走前の朱鷺Sは直線で内から寄られる不利があっての3着で、悲観する必要はなし。その前の葵Sでは、好位追走から直線では上がり32秒7の脚で勝ち馬に半馬身まで迫っての2着と、強い競馬を見せてくれています。今回のメンバーなら上位争いの期待は十分ありそうですが、近走はスタートで後手を踏むシーンも目立ってきているので、まずはゲートをスムーズに出てもらいたいところです。

トウシンマカオ(牡4、高柳瑞樹厩舎)

昨年の京阪杯の覇者・トウシンマカオは連覇を狙って今年も参戦。昨年は5番手追走から、直線では外から上がり最速33秒0の脚で追い上げて差し切る好内容の競馬で快勝。この勝利以降勝ち星から遠ざかっていますが、今年は6月の函館スプリントSで3着、続くキーンランドCでも3着と、スプリント重賞戦線で活躍しています。予定していたスプリンターズSを熱発で回避しており、復帰戦となった前走のスワンSは9着と崩れています。本来の力が発揮できる状態にどこまで戻っているかがカギとなりそうです。

エイシンスポッター(牡4、吉村圭司厩舎)

前走のスプリンターズS・11着から参戦するエイシンスポッター。今年初戦のオーシャンでは後方から長い良い脚を使って3着に好走し、昇級戦から高いパフォーマンスを見せてくれました。その後はCBC賞・6着、セントウルS・7着、スプリンターズS・11着と結果が出ていませんが、夏の2戦はいずれも開幕週で前が残りやすい馬場で、前走のスプリンターズSはG1の壁に跳ね返されてと、納得のできる負け方。今回は逃げ馬候補もしっかりといるメンバー構成で時計のかかる最終週の馬場と同馬向きの条件が揃っています。展開次第なところがある馬ですが、今回の条件は向きそうです。