【京都記念2024予想】大阪杯やドバイへ向けた始動戦!ベラジオオペラやルージュエヴァイユなど出走予定馬を考察

京都競馬の日曜メインは大阪杯やドバイなど国内外のG1の前哨戦として注目されている「京都記念」です。芝長距離路線のチャンピオン候補が集結するハイレベルなG2で、今年も例年同様、国内外の大舞台へ向けてのステップとして数多くの有力馬が集結してきました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ベラジオオペラ(牡4、上村洋行厩舎)

前走のチャレンジCを快勝し、重賞2勝目を果たしたベラジオオペラ。ラスト6Fはすべて11秒台という超ロングスパート型の競馬になった中、中団追走から直線は外から伸びて差し切りました。息を入れる場面の少ない持続力勝負を、ラストはボッケリーニとの激しい叩き合いを制して勝ち切る強い内容でした。昨年の春にはスプリングSを制しており、ダービーでも勝ち馬タスティエーラとタイム差なしの4着と、中距離重賞戦線で大いに活躍しています。この後のG1戦線での主役候補に躍り出るためにも、ここは勝って弾みを付けておきたいところでしょう。

ルージュエヴァイユ(牝5、黒岩陽一厩舎)

前走のエリザベス女王杯・2着から参戦するルージュエヴァイユ。2走前の府中牝馬S・2着、3走前のエプソムC・2着と勝ちきれない競馬が続いていますが、重賞3戦連続2着は安定感が高い証。1800mを主戦場としてきており、前走のエリザベス女王杯は距離的に無理をできない分、序盤のポジション争いを強気にはいけませんでした。得意の1800mに戻る今回は積極性も増すはずです。海外遠征の話も囁かれていましたが、国内のG1戦線での活躍へ向けて、順調に調整が進められています。

プラダリア(牡5、池添学厩舎)

前走の有馬記念・14着から参戦するプラダリア。前走は見せ場なく敗退してしまいましたが、2走前の京都大賞典は好位から抜け出す正攻法の競馬で快勝しており、京都コースは重賞勝ちの実績あり。この時は前日からの雨の影響で重馬場で行われましたが、道中はしっかりと折り合い、直線も内から寄られる不利がありながら追い比べでクビ差抜け出して快勝と、着差以上の強さを見せています。前目の位置取りからスタミナをいかした競馬、底力を要する展開になると浮上してくるタイプで、ここは条件が合っています。