【毎日王冠2022予想】天皇賞秋への重要ステップ!サリオスやレイパパレなど出走予定馬を考察

東京競馬の開幕週を飾る重賞は、秋の天皇賞へと繋がる一戦「毎日王冠」です。秋の中距離G1王者を目指す馬達の始動戦ということで、毎年豪華なメンバーが揃う注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

サリオス(牡5、堀宣行厩舎)

2020年の毎日王冠の覇者、サリオス。同レース勝利以降勝ち星から遠ざかっていますが、昨年12月の香港マイルでは初の海外戦ながら3着に好走し、前走の安田記念でも3着とハイレベルなマイル戦で上位争いを演じており、まだまだ力は上位であることを証明しています。2走前の高松宮記念は初のスプリント戦に挑戦して15着大敗も、道中いかにも忙しいと言ったレースぶりで、適性外を印象付けるレースでした。1800m戦は20年の毎日王冠ぶりとなりますが、勝利実績もありますし、持ち前のスピード持続力が活かせる得意の東京コースなら問題はないでしょう。

レイパパレ(牝5、高野友和厩舎)

昨年の大阪杯の覇者、レイパパレ。連覇を狙った今年は2着に惜敗しましたが、前傾ラップの消耗戦で2着とタフな展開ながらも強い競馬を披露しました。前走のヴィクトリアマイルは12着と大きく崩れましたが、スタートの躓きでリズムを崩したことが大きく影響したかたち。マイルへ見切りをつけるのは早計ですが、現状では2000mがベストという印象です。前走から1F距離は延びますが、1800mは条件クラスで2戦し、ともに楽勝。道悪や荒れた馬場に強く、タフな馬場となればさらにプラスでしょう。この後のレースは不明ですが、ここでしっかり巻き返しを果たして弾みを付けたいところでしょう。

ノースブリッジ(牡4、奥村武厩舎)

前走のエプソムCを制し、重賞初制覇を果たしたノースブリッジ。東京コースは5戦して3勝を挙げており、同舞台となる前走のエプソムCでは好位追走から直線の追い比べを制して快勝と、強い勝ちっぷりでした。安定して前目の付けれる先行力が魅力で、現状ではスローの前残りか、消耗戦で上りのかかる展開での粘り込みが同馬の好走パターン。1週前の追い切りでは岩田康誠騎手騎乗でWコースを一杯に追われ、5F65.3-1F11.3の好時計をマークして併せ馬に4馬身先着と高いパフォーマンスを披露しており、好調ぶりをアピールしています。今年は東京のレースを2戦2勝と好調で、ここへきて本格化の兆しも見せています。重賞連勝の期待は十分でしょう。