【中山牝馬ステークス予想2023】ヴィクトリアマイルへ繋がる一戦!アートハウスやクリノプレミアムなど出走予定馬を考察

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中山競馬の土曜メインはヴィクトリアMの前哨戦「中山牝馬S」が開催です。中山で行われる牝馬限定のハンデG3ということで穴馬の激走も多い一戦ですが、まずは有力馬からの考察が基本。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

アートハウス(牝4、中内田充厩舎)

前走の愛知杯を制し、重賞2勝目を果たしたアートハウス。オークス・7着、秋華賞・5着と惜しくもクラシックでは結果を残せませんでしたが、前走は好位から上がり最速33秒9の脚で突き抜けて快勝しており、その勝ちっぷりからしてG1タイトルを狙えるだけの素質は備わっています。間隔をあけた方が良いタイプで、中7週のローテーションでどこまで態勢が整っているかもポイントとなりそうです。初の中山で、ハンデも背負うことになる今回も決して楽な条件ではありませんが、能力の高さを考えれば十分重賞連勝に期待が掛かる1頭でしょう。

クリノプレミアム(牝6、伊藤伸一厩舎)

昨年の同レースの覇者、クリノプレミアムは連覇を狙って今年も参戦。その後も牡馬相手の京成杯オータムハンデキャップで3着、年明け初戦の中山金杯でもタイム差なしの2着に好走しており、中山コースでは崩れない1頭です。昨年の同レースでは道中は中団のやや後ろ、10番手の外目を追走。4コーナーは大外を回して直線を向くと、馬群の大外から終い34秒3の脚で差し切って快勝しました。昨年の中山牝馬Sや前走の中山金杯のように、比較的緩めのペースなら中団・前目あたりから追走してしっかりと残してくる馬です。折り合い面の難しさもある馬なので、この距離ならさらにパフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。

スルーセブンシーズ(牝5、尾関知人厩舎)

今年初戦の前走・初富士Sを快勝したスルーセブンシーズ。中山コースは【3-1-2-0】で複勝率は100%と好成績です。前走の初富士Sは約5ヶ月ぶりの休み明けでしたが、緩いペースを中団の前目でしっかりと折り合い、勝負どころで手応えよく外へ持ち出されて差し切り勝ちを達成。休み明けで初の56kgを背負いながらも、しっかりと脚を溜めて差し切ったのは好感が持てる内容。叩いての上積みは十分ありそうで、上昇ムードを漂わせている1頭です。