【中山記念2023予想】豪華メンバーのスーパーG2!ソーヴァリアントやダノンザキッドなど出走予定馬を考察

中山競馬の開幕週を飾るのは「中山記念」です。G1を目指す馬たちが集うレベルの高い一戦で、“スーパーG2”と呼ばれることもある格式の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ソーヴァリアント(牡5、大竹正博厩舎)

前走のチャレンジCを制し、連覇を果たしたソーヴァリアント。2走前はオールカマーでまさかの13着に大敗しましたが、骨折明けとレース中の心房細動発症の影響での敗退で、度外視していい内容。続く前走のチャレンジC連覇であらためて能力は示しており、中距離ではやはり強い馬です。大目標はこの後の大阪杯ですが、コーナー4つの小回りコースは得意な舞台で、重賞連勝で勢いを付けて本番へと向かいたいところです。

ダノンザキッド(牡5、安田隆行厩舎)

マイルCS・2着、香港C・2着とG1・2連対中のダノンザキッド。2歳時にホープフルS勝利後は骨折もあり順調さを欠いていましたが、ようやく本来の能力を発揮できるような好状態に戻ってきた様子です。昨年の中山記念は見せ場作れず7着に敗れていますが、スタートの出遅れが響いたのと、外枠でなし崩しに脚を使わされたかたちでの敗退。もともと狭いところから抜け出していくような競馬もできる器用さがある馬ですし、好調ぶりを示している今なら勝ち負けでしょう。

ヒシイグアス(牡7、堀宣行厩舎)

2021年の中山記念の覇者、ヒシイグアス。昨年6月の宝塚記念・2着以来とかなり久々ですが、半年以上の長期休養がこれまで3度あり、休養明けでも走るタイプです。7歳でもキャリアは15戦と大事に使われており、年齢ほど使い減りはしておらずまだまだ走ってくれる気配は十分。中山コースは21年の中山金杯と中山記念優勝を含む【4-2-0-1】と好成績で、1800mも【2-3-0-2】と安定しており、ここはベスト舞台。瞬発力勝負では一枚落ちますが、前目から長く良い脚を使える馬で、底力はなかなかのものがあります。21年の中山記念を制した松山弘平騎手と再タッグを組み、同レース2勝目を狙います。