【鳴尾記念2022予想】宝塚記念の前哨戦!ヴェルトライゼンデやサンレイポケットなど出走予定馬を考察

中京の土曜メインは宝塚記念の前哨戦「鳴尾記念」です。昨年同レースを8番人気で逃げ切ったユニコーンライオンは宝塚記念で2着に好走。2015年の勝ち馬ラブリーデイは宝塚記念を6番人気で優勝し、2014年は4着だったカレンミロティックが9番人気で2着に善戦するなど、本番の宝塚記念で穴をあける馬を多く輩出しており、伏兵馬を算出する上でも重要な一戦と言えるでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

ヴェルトライゼンデ(牡5、池江泰寿厩舎)

日本ダービー・3着、ホープフルS・2着など実績上位のヴェルトライゼンデ。昨年1月のアメリカJCC・2着後に屈腱炎を発症したため、約1年4ヶ月ぶりの実戦と久々です。長期休養明けになるだけに状態が気になるところですが、3日に帰厩すると、11日にはさっそく坂路で自己ベストを更新。先週25日には坂路で4F50.9-1F11.7と好時計を連発しています。未だ重賞は未勝利の身ですが、G1で上位争いする能力はあるので、状態さえ良ければあっさり勝ちきってもおかしくはないでしょう。

サンレイポケット(牡7、高橋義忠厩舎)

昨年の6着馬、サンレイポケット。その昨年はスローペースで前が止まらない展開で、後方で構える同馬にとっては厳しい展開でした。また、前走の金鯱賞7着も、逃げたジャックドールが1000m通過59秒3のスローに持ち込んで逃げ切るという厳しい展開。後方待機から追い込むタイプで展開に左右される面がありますが、終いの脚は堅実です。長い直線のある中京は絶好の舞台で、左回りも当地2勝を含めて4勝と好相性。引き続き前走と同じ舞台の中京2000mで巻き返しを狙います。

カイザーバローズ(牡4、中内田充厩舎)

前走の新潟大賞典・2着から駒を進めてきたカイザーバローズ。スタートで後手を踏むも、上がり最速34秒4の脚で追い込んでクビ差の2着と強い内容でした。ゲートさえ上手く出ていれば、勝っていたのはこの馬だった可能性が高いでしょう。2走前の但馬Sも逃げたアルサトワと同着の1着でしたが、スロー逃げで残ったアルサトワに対してカイザーバローズは不利な展開を地力で追い上げてと、内容ではカイザーバローズが上でした。まだまだ伸びしろのある4歳馬ということで、期待感の高い1頭です。