【ニュージーランドトロフィー(NZT)予想2024】NHKマイルCのトライアル!キャプテンシーやボンドガールなど出走予定馬を考察

中山競馬の土曜メインはNHKマイルCのトライアル「ニュージーランドT」です。1着から3着馬までに与えられる出走権は、まだ賞金の足りない馬にとっては是が非でも権利を獲りたいところでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

キャプテンシー(牡3、松永幹夫厩舎)

前走のジュニアC・1着から参戦するキャプテンシー。デビューからの3戦はいずれも2着で勝ちきれませんでしたが、2走前の未勝利戦を逃げ切って快勝すると、前走のジュニアCも2馬身差を付けて逃げ切り勝ちと、逃げるようになってから連勝と勢いを付けてきています。着目すべきは前走の中山マイルで行われたジュニアCの勝ち時計で、1分32秒5は過去10年におけるニュージーランドトロフィーの最速勝ち時計を1秒2も上回る好時計。ポテンシャルは相当なものを持っていることは確かで、ここでも上手く逃げられれば見せ場は作ってくれそうな1頭です。

ボンドガール(牝3、手塚貴久厩舎)

前走のサウジアラビアRC・2着から参戦するボンドガール。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズは調教中に右前肢打撲で回避となってしまいましたが、1週前の追い切りでは6F79.8-4F50.4-1F11.2の猛時計をマークしており、好調ぶりをアピールしています。父はダイワメジャー、母は米国産のコーステッドで米G1・BCジュヴェナイルフィリーズターフで2着している2勝馬。ボンドガールの半兄でハーツクライ産駒のダノンベルーガは共同通信杯勝ち、ドバイターフで2着と血統的にも重賞級。ここはNHKマイルカップに向けた叩き台という可能性もありますが、万全なら勝ち負けでしょう。

エコロブルーム(牡3、加藤征弘厩舎)

シンザン記念・2着から参戦するエコロブルーム。外目の枠から4番手の好位につけて先行し、直線で上がっていくも最後は勝馬のノーブルロジャーに大外から交わされての2着でした。勝馬のキレには屈しましたが、この日の京都は年明けのタフな馬場でしたが流れており、1・3着馬が後方から台頭するなか、好位馬群から脚を伸ばしての2着は負けて強しの内容でした。2走前の未勝利戦では東京マイルの瞬発力勝負を圧勝しており、展開に左右されず力を出せるのも魅力。末脚は確かなものがあり、良馬場なら無視はできない1頭です。