【紫苑ステークス予想2023】牝馬三冠トライアルの初戦!ヒップホップソウルやグランベルナデットなど出走予定馬を考察

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中山の土曜メインは秋の牝馬三冠トライアルの初戦となる「紫苑S」です。2016年に重賞に格上げされてから今年で第8回目と歴はまだ浅いですが、3着までに秋華賞の優先出走権が与えられる重要な一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ヒップホップソウル(牝3、木村哲也厩舎)

前走のオークス・6着から参戦するヒップホップソウル。初のG1で一線級メンバーとの戦いでしたが、14番人気ながら6着と健闘。重賞初挑戦となった今年初戦のフェアリーSは道中接触する不利があり、度外視して良い内容でしょう。デビュー戦からフェアリーSまでマイル路線を使われてきましたが、1800mのフラワーCで一変し、パフォーマンスを上げてきました。オークスで健闘できたのも、キタサンブラック産駒らしく中距離の適性が高いからという可能性は高そうです。メンバーの格が落ちて距離も2000mへ短縮となる今回は、上位を狙えるでしょう。

グランベルナデット(牝3、大竹正博厩舎)

前走の忘れな草賞を快勝したグランベルナデット。デビュー戦・6着後の骨折で順調なデビューとはなりませんでしたが、前走の忘れな草賞では番手からスムーズに追走し、直線も余裕たっぷりに抜け出して押し切り、あっさりリステッドを快勝。チークピーシーズの着用も大きくプラスに働いた様子で、集中した走りを展開できた点も好感が持てます。前走は阪神2000m戦で強い勝ちっぷりを見せ、未勝利戦では中山2000mを好位から3馬身突き放して勝利しており、広いコースよりも小回りコースで器用さを活かしたいタイプという印象です。オークスは腸炎の疑いで回避となりましたが、体調も戻ったようで、飛躍の秋となるかに注目です。

モリアーナ(牝3、武藤善則厩舎)

前走のNHKマイルC・6着から参戦するモリアーナ。今年初戦のクイーンCではタイム差なしの3着に好走し、続く2走前のニュージーランドTでは強豪牡馬相手に0秒3差の4着、前走はG1のNHKマイルCでも0秒5の6着と、G1からG3までのマイル重賞戦線で活躍を見せています。東京マイルのデビュー戦では33秒0という脅威の末脚を繰り出して快勝しており、2000mへの距離延長は楽しみ。ただ、直線が長い方が持ち味は活きそうで、中山コースでも終いの良い脚を発揮できるかどうかがカギとなりそうです。牝馬同士のここなら力も一枚上のはずで、上位争いを演じてくれる可能性は高いでしょう。