【天皇賞秋2022予想】秋の中距離王決定戦!イクイノックスやジャックドールなど出走予定馬を考察

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今週末はいよいよ秋の大一番「天皇賞秋」です。近年はこの後にジャパンCや有馬記念、あるいは香港へ向かう実績馬も増えてきており、色々な意味でも注目度が上がってきている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

イクイノックス(牡3、木村哲也厩舎)

皐月賞と日本ダービーでいずれも2着だったイクイノックス。昨年の東京2歳Sでは後方で脚を溜める競馬で差し切って快勝しており、続く皐月賞では早めに動いて前目へ付ける先行策で2着に入着と、異なる競馬で好走できた点は高く評価したい点です。ダービー後の診断では左前脚にダメージがあるこということが発表されていますが、1週前追い切りではCWで6F82秒3―1F11秒7と好時計をマーク。当初から目標は天皇賞(秋)としており、青写真通りのローテーション。順調に仕上げられていればここでも勝ち負けは必至でしょう。

ジャックドール(牡3、藤岡健一厩舎)

前走の札幌記念を制し、重賞2勝目を果たしたジャックドール。3走前の金鯱賞は逃げ切っての快勝でしたが、前走は意図的に控える競馬を展開しての勝利で、新たな一面を見せて勝てた点は大きな収穫と言えるでしょう。左回りは5勝と左右の不得意もなく、金鯱賞を勝った舞台と同じ左回りの2000m戦なら本来の力を十分に発揮できるはず。脚質に幅も出て成長してきた今ならG1でも通用するでしょう。

シャフリヤール(牡4、藤原英昭厩舎)

昨年のダービー馬、シャフリヤール。秋にはジャパンCでコントレイルの3着、今年初戦のドバイシーマクラシックを快勝と、国内外の中距離G1で活躍している4歳馬です。前走は英国G1のプリンスオブウェールズSで4着に敗れましたが、欧州の硬い馬場で持ち味の切れ味を十分に発揮できなかった印象。意外にも2000mは今回が初となりますが、軽い日本の馬場に戻るここは条件好転となりますし、全兄が芝2000mのG1・2勝の実績があるアルアインならこなしてくれる可能性は十分。環境の違いを経験し、強敵にもまれてきた同馬なら当然ここも勝ち負けでしょう。