【チューリップ賞2024予想】3歳牝馬クラシック戦線の主役候補集結!タガノエルピーダやガルサブランカなど出走予定馬を考察

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今週は牝馬クラシックの第一弾となる桜花賞へ直結する一戦「チューリップ賞」です。昔からクラシックの有力馬が集結するレースで、2018年にG2へ昇格したことで、いっそう注目度の高い一戦となりました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

タガノエルピーダ(牝3、斉藤崇史厩舎)

前走の朝日杯FS・3着から参戦するタガノエルピーダ。阪神JFは除外となりましたが、スライドした朝日杯FSで3着と牡馬相手に激走を見せてきました。紅一点で強豪牡馬相手に速いペースの中3番手から先行し、差し・追い込み馬に有利な展開を踏ん張っての3着は負けて強しの内容と言って良いでしょう。デビュー戦ではスローからの瞬発力勝負の展開を上がり最速33秒5の脚で制しており、ラスト2Fは11.0-11.0という圧巻の好ラップ。兄はダート重賞2勝のタガノトネール、京都記念・2着のタガノディアマンテ、デイリー杯2歳Sの覇者タガノエスプレッソがいる良血馬で、早い時期からの活躍にも期待できそうな血統でここも楽しみな1頭です。

ガルサブランカ(牝3、木村哲也厩舎)

前走のベゴニア賞・2着から参戦するガルサブランカ。前走は3番手の好位から運ぶも、前半3Fが37秒7の超スローペースで道中は行きたがる面も見せ、直線のエンジンのかかり遅く、勝ち馬を捉えきれずに3着に敗退。デビュー戦では32秒8、前走も33秒2と最後は良い脚を堅実に使ってくれるので、道中の折り合いと仕掛けのタイミングさえハマればかなり強い競馬をしてくれそうな気配です。半兄は2022・2023年と2年連続で年度代表馬に輝き、世界のトップホースとして君臨したイクイノックス。兄をほうふつとさせる末脚は見せており、まだまだ今後が期待できる1頭です。

スティールブルー(牝3、宗像義忠厩舎)

前走のフェアリーS・4着から参戦するスティールブルー。前走は久々もあってから位置取りがこれまでで一番後方となり、さらに道中は終始外から蓋をされるかたちとなり、スムーズに動けない競馬を強いられました。直線も勢いを付けることは出来ませんでしたが、勝ち馬とは0秒1差の4着と自分の競馬が出来ないながらも健闘はしています。2走前のアルテミスSでは先行して3着に粘り込み、デビュー戦は新潟マイルを32秒9の脚で追い込んで快勝と、重賞でも通用しそうな能力の高さは感じさせてくれています。レース前に子供っぽいところも見せており、心身ともにまだまだ良化の余地を残しているだけに今後の成長に期待したいところです。