【ターコイズS予想2021】波乱の牝馬ハンデG3！ドナアトラエンテやマルターズディオサなど出走予定馬を考察

中山競馬の土曜メインは牝馬限定のハンデG3「ターコイズS」です。如何にも荒れそうな条件で、実際100万馬券以上が過去10年で2度も出ている（オープン時代含む）波乱傾向の強い一戦です。ここは穴馬から狙いたいところではありますが、今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

ドナアトラエンテ（牝5、国枝栄厩舎）

前走の府中牝馬S・4着のドナアトラエンテ。これまでキャリア13戦全てが1800mで、1600mは今回初となります。締まった流れでの好走が多くスピード能力も高い馬なので、マイルへの距離短縮はプラス材料となりそうです。春の中山牝馬S・9着、2走前のクイーンS・11着と大きく崩れているレースもありましたが、いずれも雨で時計のかかる馬場でした。良馬場の時は安定した走りが出来ているので、良馬場開催なら崩れることはなさそうです。全姉にはジェンティルドンナ、ドナウブルーと良血ながらこれまでなかなか重賞で好走できずにいましたが、今回は悲願の重賞初Vへ期待がかかります。

マルターズディオサ（牝4、手塚貴久厩舎）

重賞2勝の実績が光るマルターズディオサ。阪神JF・2着とG1でも好走歴があり、古馬との対戦となってからも阪神C・2着、前走の府中牝馬S・3着と強豪の集まったG2で上位争いをしており、古馬混合の重賞でも通用することは証明済み。昨年までは好位からの競馬での好走が目立っていましたが、前走の府中牝馬S・3着は後方から差す競馬で上がり33秒台をマークと、脚質の幅も広げてきています。今回はチューリップ賞・1着を含めて過去3勝のマイル戦に戻り、重賞3勝目を狙います。

アンドラステ（牝5、中内田充厩舎）

昨年2着のアンドラステ。今年は小倉の1800mで行われた中京記念を快勝し、重賞初制覇を果たすと、前走の府中牝馬Sでは2番手から抜け出して2着に粘るなど、小回りコースで活躍。巧みなコーナリングと先行力が武器で、中山の1600mはベストに近い舞台と言って良いでしょう。鞍上の岩田望来騎手は未だ重賞未勝利も、今年は通算80勝を超えているように力は付けてきています。岩田騎手へ悲願の重賞初Vをプレゼント出来るかにも注目です。