【ニュージーランドT予想2024】勢い上位のキャプテンシー、中山で好調のM.デムーロ騎手とのコンビで初タイトルへ

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中山競馬の土曜メインはNHKマイルカップの関東におけるトライアル戦である「ニュージーランドトロフィー」が開催。

主役は連勝の勢いで初の重賞に挑むキャプテンシーが最有力。昨年夏にデビュー後は3戦連続して2着と勝ちきれないレースが続いていたが、2走前の未勝利戦はスピードを活かしてハナに行く競馬を展開し、そのまま楽に1馬身半差押し切って初勝利を挙げた。

評価すべきは前走のジュニアCで、最内枠から先手をとってハナに立つと、道中も競りかけられない程度のペースでスムーズに逃げていった。直線でも先頭で後続に並ばせずに2馬身差で勝利と文句なしの完勝ぶりだ。勝ちタイムの1分32秒5も優秀で、翌週行われた同じ中山マイルのリステッド・ニューイヤーSが1分32秒3となっており、古馬オープン戦と遜色ないレースが出来ている。ジュニアCで負かした2着に負かしたチャンネルトンネルはその後のスプリングSで4着に好走しており、3着のポッドテオも1勝クラスを勝ったオープン入りを達成。時計面だけでなく、メンバーレベルの面からも重賞級の能力を兼ね備えていると言って良いだろう。

逃げ一辺倒の馬なら手は出しにくくなるが、キャプテンシーは自分の時計を刻んだ結果他馬が付いてこれなかったというだけで、気性の問題で逃げているというタイプではない。「ハナにはこだわらない」というコメントも陣営から出ており、追い込みまでとはいかないが、番手~好位からの競馬を展開する可能性は大きいだろう。積極策でも十分見せ場は作ってくれそうだが、控えても強い競馬が出来る気配は十分にあり、信頼度は高い。

鞍上のM.デムーロ騎手とは今回が初コンビとなるが、デムーロ騎手は3月の中山で弥生賞・1着を含む4勝を挙げており、先週開催された中山マイルのダービー卿チャレンジTでも8番人気のエエヤンを2着に持ってくるなど、中山で好調ぶりを発揮中。今のデムーロ騎手への乗り替わりはむしろプラスと言って良いだろう。

能力は間違いなく上位でコース適性も問題なし。鞍上も中山で波にノッているデムーロ騎手とのコンビとなれば、ここは順当に勝ち負けだろう。連勝勝を伸ばして、一気にNHKマイルCへと突き進めるかに注目だ。