【オークス予想2024】決め手上位のライトバック、スローペースでも折り合えるか?

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桜花賞・3着から参戦するライトバック。スタートで遅れて道中は無理せず後方2番手から追走。直線は大外から上がり3F最速32秒8の強烈な末脚で伸びて3着に食い込んだ。

相当な末脚の持ち味だが、とにかく道中スムーズに折り合ってこその馬で、前向きすぎる気性が今回もカギとなる。前走はハイペースの阪神マイルをほぼ最後方から差し切るという内容で、同馬の力を十分に発揮できる好条件が揃っていた。逆に3走前のアルテミスSはスローペースで道中はかかり気味。鞍上の浜中騎手がなだめるのにいっぱいいっぱいだった。

今回もいかに道中折り合えるかがカギとなるが、マイルから一気に2400mへ延長される今回は不安も大きくなる。当然距離の不安は他馬にもあるが、故にペースはスローになりがち。気性的に制御が難しい上にスタートに難あり、二の脚も遅いとなると今回もポジションは後方が濃厚という中で、スローペースの2400mを折り合って差し切れるかはいささか疑問だ。

今年はメンバー的に前目に付けないと勝負にならない馬も多数いるため、ある程度ペースは流れそうな気配はあるものの、過去のオークスのラップを見返すとほとんどが1000m通過60~61秒台で収まっており、さらに東京の高速馬場も相まって後方一気の競馬は決まりにくい。やはりある程度位置取りは普段よりも前目につけていってほしいところで、早め動いていくロングスパートの競馬で届ききれるかを予想して取捨を判断したい。

折り合えば差し切れるほどの爆発力はあり、このメンバーに入っても力は見劣らないが、人気も集中するであろう今回においては危険視する必要もあるだろう。中間でどれだけ折り合い面の成長ができたかや、当日のテンションなどをしっかりと見極めて取捨を判断したいところだ。