【プリンスオブウェールズS予想2022】“クレイジー”な高低差をこなせるか?シャフリヤール連勝期待

記事「【プリンスオブウェールズS予想2022】“クレイジー”な高低差をこなせるか?シャフリヤール連勝期待」のサムネイル画像

6月15日は、英アスコット競馬場でプリンスオブウェールズS(G1、芝1990m)が開催。日本からは昨年のダービー馬・シャフリヤール(牡4、藤原英昭厩舎)が出走予定。前走はドバイシーマクラシック(G1、芝2410m)を快勝し、藤原調教師へ海外G1初Vをプレゼントと初の海外遠征ながらいきなり好走した。今回も前走手綱を握ったC.デムーロ騎手とのコンビで海外G1連戦となる。

13日現在、英国の大手ブックメーカーでは5連勝中の地元馬ベイブリッジ(牡5、M.スタウト厩舎)が1番人気に支持されており、シャフリヤールは2番人気となっている。

遠征は二度目ということで海外遠征の不安はないものの、アスコット競馬場ではこれまで経験したことのない高低差を経験することになる。高低差は約20mもあり、日本で最も高低差のある中山競馬場と比べても約4倍という厳しさだ。最後の直線も残り1F辺りまでは上り坂が続いているタフなコース形態となっている。

加えてこの時期のアスコット競馬場は例年パンパンの良馬場での開催となることが多く、高速馬場化した中でこの高低差をこなしていかなければならない。強豪を相手にしながらタフなコースをこなしてと決して楽な条件ではないが、東京・阪神・メイダンと様々な舞台で国内外の強豪を降してきた同馬なら、期待感は大きい。

プリンスオブウェールズには過去3頭の日本馬が挑戦。2015年のスピルバーグが6着、2016年のエイシンヒカリが6着、2019年のディアドラが6着と全頭が6着に敗れており、シャフリヤールには日本馬初の優勝がかかっている。“クレイジー”なほどにタフなコースをクリアして、栄冠を手にすることが出来るかに注目だ。