【東京ダービー2024予想】ラムジェットは確勝級?有力馬続々回避で一強ムードに

ダート3冠の1冠目である羽田盃を制した白毛馬アマンテビアンコは骨瘤の痛みが引かずに回避となり、京浜盃を圧勝したサントノーレも骨折、フジユージンも先日回避を発表と、有力馬が次々と回避を発表している東京ダービー。これにより優勝候補の最右翼として浮上してきているのが、ユニコーンSの覇者ラムジェットだ。

前走のユニコーンSは差し馬向きのハイペースで序盤は追走が苦しいように思えたが、向正面では中団の前目に上がっていき、4コーナーでは4番手の位置まで進出。直線は上がり3F最速37秒6の脚で2着馬を2馬半も突き放して快勝した。ほとんどの差し馬が伸びを欠き、前半飛ばした先行勢も消耗して失速するという中でこの競馬ができたのは地力が高い証拠だろう。

デビューから4戦続けて1400mを使われてきたが、出遅れが多く二の脚もないためこの距離ではさすがに苦しい印象があった。今年初戦のヒヤシンスSで初マイルに挑戦し、これを切れる末脚で3馬身突き放し圧勝。1900mに延ばした前走のユニコーンSのパフォーマンスの勝ちっぷりを見ても分かるように、中距離路線がベストであると見て間違いないだろう。

前残りになりやすい大井2000mの舞台では一抹の不安も残るが、実績・能力は最上位。今回のメンバーが相手なら舞台適性で勝る馬がいたとしても大きく苦戦することはなさそうだ。また、前半ゆったりで後半仕掛けていく展開が多いこのコースは、外から捲れる馬や進路を確保しやすい馬が有利になる傾向がある。このあたりは当日の馬場や枠順によっても変わってくるが、前走のユニコーンSでは外から早めに動いて捲っていく競馬も見せているので、勝つイメージも湧きやすい。鞍上の三浦皇成騎手とは3戦3勝と手は合っており、上手くエスコートしてくれるはずだ。

かなり人気が集中することが予想されるが、このメンバーと条件を考えると重い印を打たざるを得ない1頭であると言えよう。