【東京ダービー2024予想】前残りならサトノエピック優勢か?

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5日はTCK最長となる70回の歴史を持つ伝統レース「東京ダービー」が開催。今年もユニコーンSの覇者ラムジェットや同2着のサトノエピック、羽田盃・2着のアンモシエラや同4着のハビレなど有力馬が多数揃った。

羽田盃・2着のアンモシエラは勝ち馬のアマンテビアンコから1馬身離され、4着のハビレはそのアンモシエラからさらに8馬身半で決着しており、勝ち馬以外のレベルは正直そこまで高くなかったとも見て取れる。過去10年で3着内に入った30頭中19頭が前走羽田盃だった馬となっており、例年の傾向は羽田盃組から狙うのがセオリーと言えそうだが、今年はJRA勢がかなり強力な布陣となっており、ユニコーンS組を有力視したい。

その中でもとくに注目しているのは、ユニコーンS・2着のサトノエピックだ。

前走は道中中団でしっかりと折り合って脚を溜め、直線は上がり3F2位の脚で粘り強く伸びて2着に好走。大外から一気に仕掛けた勝ち馬のラムジェットには2馬身半突き放されたが、今回は雨で足抜きの良い馬場となる可能性が高く、前残りとなる可能性大。また、ラムジェットは外から捲る競馬しか出来ず、馬群から抜ける競馬ができるサトノエピックの方が今回はアドバンテージが大きそうだ。

しっかりと折り合える気性と先行力からしぶとく粘れる脚もあり、今回は逃げ馬候補のアンモシエラが4枠7番、サトノエピックは5枠10番と内の逃げ馬候補を標的にレースできる絶好の位置を確保できたのも好材料。

追い切りを見ると、日曜は美浦のWコースで横山和生騎手を背に2頭併せを行い、馬なりで追われて6F82.3-1F11.5の好時計をマークして併入。時計も動きも申し分なく、もともと日本ダービーを視野に入れてきたこともあって状態面は至って良好という印象だ。

距離、脚質、騎手と不安はなく、ベストコンディションでレースに臨める可能性が高い今回は、勝ち負け必至と見て有力視したい。