【阪神大賞典2024予想】先行力とスタミナを兼ね備えたサヴォーナに注目

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阪神競馬の日曜メインは、天皇賞・春の前哨戦に位置付けられている「阪神大賞典」が開催。数多くの名馬がここで弾みを付けて天皇賞・春制覇に繋げてきており、本番を占う上で見逃せない一戦となる。

今年の主役候補としての期待が集まっているのは、神戸新聞杯と日経新春杯で2着、菊花賞は5着という実績が光るサヴォーナだ。

前走の日経新春杯は勝ち馬ブローザホーンの底力には屈したものの、前半3F33秒7、ラスト4Fが11.9-12.1-12.0-12.3と前で運んだ馬ほど厳しいハイペースだった。そんな中を4番手から追走し、直線手前でやや前が詰まるシーンもありながら、上がり2位の脚で盛り返しての2着は負けて強しの内容と言って良いだろう。

2走前の菊花賞は前半控えて追走し、早めに好位へ上がっていくも直線では余力がなくなり気味で伸びきれずに5着に敗退。直線は伸びはなかったが止まってもいなかったので、スタミナについては不安視する必要はないだろう。また、逃げ馬が多くポジションを取りに行けなかった点も厳しかったが、今回は目立った逃げ馬がおらず、ある程度の位置はスムーズに取りに行けるのではないだろうか。

阪神3000mという舞台についても不安は少なめ。阪神大賞典は2週目の3~4コーナーあたりまでは比較的ゆったりとしたペースで進められていくことが多いが、神戸新聞杯ですでに阪神のスローペースを56kgを背負って好走しているので、前走以上に走りやすくなるはずだ。

昨夏の上り馬で秋以降好調だが、デビュー以来休みが無く13戦目とそろそろ崩れそうな気もするが、実力や適性を考えればここも勝ち負けになる可能性は高そうだ。