【安田記念2024予想】ソウルラッシュ、雨で馬場渋る今年は“三度目の正直”の期待十分!

今年は香港から2頭の刺客が参戦するが、国内の優勝候補の最右翼はマイラーズC・1着から参戦するソウルラッシュだ。

前走のマイラーズCは中団外から上がり3F最速34秒6の脚で鋭く伸び、2着馬を1馬身3/4差突き放す強い勝ちっぷりだった。外枠からのスタートで高速馬場では厳しかったが、雨で上がりがかかる馬場となったことが功を奏したとも言えよう。ただ、手綱を握った団野大成騎手も急遽の代打騎乗だったにも関わらず、同馬のソラを使うクセを把握してか早めからしっかりと促し、ゴールまで余すことなく末脚を引き出す好騎乗を見せた。

今回はマイルCS・2着、香港マイル・4着でコンビを組んだ“雷神”J.モレイラ騎手へ手綱が戻るが、ここを勝たねば来期以降の短期免許がアウトだけに、ここは是が非でも獲っておかなくてはならない一戦だ。東京マイルは得意な騎手でもあるし、実際に鞍上の勝負度合いが高いだけに信頼度は上がりそうだ。

マイラーズCで弾みをつけての参戦は例年通りだが、いかんせんマイラーズCは過去10年で【1-0-4-33】と不振傾向が強い。ソウルラッシュについても過去に二度のマイラーズC好走から安田記念で崩れている。ジンクス的にも狙いにくいところはあるが、この馬に関してはジンクスというよりは安田記念のレース特性が大きく反映している可能性が高そうだ。

というのも、安田記念は他のマイル戦とは違ってスピード持続力勝負になる事が多く、速い上りを使えるタイプではないだけにこのレース特性は鬼門となってくるだろう。さらに時計に限界があるので東京の高速馬場は厳しい条件となる。ただ、今週の東京は週中で雨もあり、週末も雨の予報が出ている。過去に挑戦した二度の安田記念はいずれも良馬場だったが、ようやく今年はこの馬向きの条件が揃いそうだ。

三度目の正直を目指す今年は、名誉挽回のチャンス十分と見て有力視したい。