JRA青葉賞(2020)の最適な“軸馬”と注目の“穴馬”とは?

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脚質の傾向で言ったように、瞬発力勝負になりやすい傾向にある一戦ということで、勝負どころで一気にギアを上げられるような瞬発力がある馬から狙いたいところです。

今年は共同通信杯・3着のフィリオアレグロと弥生賞・3着のオーソリティが人気を集めそうですが、瞬発力比べならオーソリティの方に分がありそうです。

血統的にはオルフェーヴル産駒のオーソリティよりもディープインパクト産駒のフィリオアレグロの方が瞬発力はありそうですが、新馬戦ではややエンジンのかかりが遅いところも見られ、血統の割にはスピードが足りない印象があります。

一方オーソリティはスローの瞬発力勝負となった芙蓉Sで上がり33秒8の脚で差し切っており、一瞬の切れ味が必要な展開は合いそうな印象があります。また、芙蓉Sで負かしたウインカーネリアンが皐月賞で4着に健闘しているので、このメンバーなら地力も上位でしょう。ということで、本命軸馬は瞬発力比べに強そうなオーソリティでいきたいと思います。

問題は相手ですが、上位2頭以外は実力伯仲の大混戦といった具合でどの馬が来てもおかしくないような気配がいたします。相手はなるべく手広く買いたいと思いますが、中でも穴馬として注目しているのが大寒桜賞を制したメイショウボサツです。

青葉賞は大寒桜賞の勝ち馬を買っておけば間違いないというくらいに好走馬を多く輩出しているレースで、2013年から17年にかけて5年連続で3着以内に好走し昨年のリオンリオンは優勝も果たしました。今年の大寒桜賞は重馬場だったので不安な面はありますが、過去データ的には強いものがあります。

また、中京の2000mで行われた3走前の未勝利戦では、スローの瞬発力勝負で8番手から上がり最速で差し切りレコード勝ちを果たしており、瞬発力もある馬です。まだフラフラするところがあり荒削りな馬ですがまっすぐに走れば爆発力がありそうですし、ポテンシャルは高い1頭であると感じます。

ということで今年の青葉賞は本命軸馬にオーソリティ、相手には穴馬のメイショウボサツは絶対おさえるという馬券で勝負したいと思います。