【東京スプリント予想2023】地方勢で狙い目の1頭は〝この馬〟だ!

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4月19日は大井競馬場で東京スプリントが開催。過去10年で8勝を挙げているJRA所属馬は5頭が参戦。「JRA勢中心視」が鉄則のように思えるが、20年以降は3年連続で地方勢が3着以内に入っており、20年と21年は2着3着を地方勢が占めるなど、近年は地方馬が健闘。そろそろアタマを獲ってもおかしくない。

地方勢の中でも有力視したいのは明け4歳馬のプライルードだ。昨年は1700m、1800mと中距離路線を選択していったが、結果を出せず。6月の優駿スプリント競走で短距離路線へシフトしてからは2連勝を果たし、JBCスプリントでも8着に健闘した。

前走のフジノウェーブ記念競走では1400mで大外、馬体も20kg増と条件が悪かった。2連勝を果たした1200mの舞台へと戻る点に加えて、良馬場開催となる点も好材料だ。JBCスプリントでは雨の影響もあり、馬場が重くなると伸びてこない特徴がある。得意の距離で得意の馬場なら巻き返しは大いに期待できるだろう。

枠は7枠8番とやや外目も、有力馬が多数内目に入っており、これらを見ながら進めることができる点を考慮すれば好枠と言える。距離、馬場、枠と今回は大幅に条件が好転しており、期待度は高まる。

この馬に関する唯一懸念材料と言えるのが、“馬体重”だろう。前走はプラス20kgで明らかな太め。レース後にも「元々完調というつもりではなかった」と藤田調教師がコメントしており、叩きの一戦であったと見てよい。「次は中身から変わってくる」と意欲的なコメントも出ているように、今回が本番となる。

15日の最終追いは坂路コースで追われ、37秒7-24秒2-11秒9の好時計をマーク。2週前、1週前と併せて負荷をかけ、最終は単走で終いを伸ばすイメージで動かされた。どの程度絞られているか正確な数字は追い切り時点では不明だが、馬体の見栄えは良い。思惑に近い形で仕上がってきているのではないだろうか。

人気的には地方勢だとギシギシの方に人気が集まりそうな気配で、妙味も十分。狙い目の1頭としては当然、一変からの快勝で波乱の演出も十分期待できる1頭だ。