【マーメイドS予想2024】福永厩舎期待の素質馬エーデルブルーメ、雨の道悪克服なるか?

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波乱含みの牝馬限定のハンデG3「マーメイドS」がいよいよ開催だ。

色々な意味で注目度が高いのは、福永厩舎にとって初重賞制覇がかかるエーデルブルーメだ。3月に開業してからJRA通算43戦5勝を挙げており、重賞は未だ未勝利ながら順調に勝利を重ねている。好調なスタートを切っており、素質馬で臨めるここは悲願の初勝利も大いに期待できよう。

エーデルブルーメは今年5歳の牝馬で、デビュー16戦目で待望の重賞初挑戦が叶った。3勝クラスで苦戦していたが、前走のダイワスカーレットCでは牡馬混合戦を外々を回りながら1馬身半差の完勝。阪神2000mで1分58秒8という勝ちタイムを考えれば、ラスト3Fの11.9-11.3-11.3もかなり速く、時計は優秀だ。斤量も54kgと軽く、転厩初戦で勝利へと導いた川田将雅騎手が引き続き手綱を握る点も好材料で、条件は悪くない。

唯一の懸念は週末が雨であるという点だ。昨年雨で不良馬場開催となった魚沼Sでは末脚が不発に終わっており、馬場が荒れていた夏のオールスターJでも道中掛かり気味で馬場の悪い内で脚を削がれて3着と、力のいる馬場だとパフォーマンスが落ちている。できれば良馬場で走りたい1頭なだけに、雨量次第では割り引く必要もありそうだ。

とは言え、川田騎手がコンビ3戦3勝&重賞制覇のミッキーゴージャスではなくこちらを選んでいることからも、期待度の高い素質馬であることも事実。福永厩舎の初重賞制覇を果たしたいという想いも強そうで、騎手の本気度も高いはずだ。脚の使い所を理解している川田騎手なら、雨をも克服して見せ場を作ってくれそうな気配もあり、好勝負を期待したい。