JRA東京スポーツ杯2歳S(2020)の本命は素質十分、血統が魅力のあの馬だ

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キャリアの浅い2歳重賞ということで各馬の評価が難しい一戦ですが、今年はインパクトの強い勝ち方をした馬も多数おり、一定の馬に人気が集中しそうな気配があります。

新馬戦を流し気味で3馬身差の快勝を果たしたダノンザキッドと、馬群を割って鋭い脚で圧勝したドゥラヴェルデ。今年はこの2頭が人気の中心となりそうです。

いずれも強い内容で新馬戦を勝ち上がってきましたが、この2頭はいずれも4ヶ月以上の休み明けで、ダノンザキッドは小回り向きのジャスタウェイ産駒、ドゥラヴェルデもモタれ癖ありと不安要素があります。また、レース間隔の過去10年の傾向を見ますと、勝ち馬10頭中8頭が9週以内となっており、間隔が空きすぎている馬が勝ち切るケースは少ないというデータもあります。

ということで、今回はこの2頭以外の馬から狙っていきたいと思います。今回最有力視しているのはドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーです。10月に中山の1800mでデビューし、これを逃げ切って快勝。先手は取りましたが他に行く馬がいなくて、スピードの違いでハナをきった形でした。逃げて上がり2位ならしまいの競馬でも高いパフォーマンスが出せる可能性はありそうです。

レース後には調教師の栗田師も「しまいの競馬をしたい」と脚質転換を示唆するようなコメントをしてましたし、実際に折り合いも良く、しまいの脚を見ても素質は高いと感じます。

このまま逃げ馬にしておくには惜しい素質で、前に馬を置く競馬でどういった競馬をするのか見てみたいという期待感もあります。東京は荒れてきて差しが決まる馬場になってきていますが、それは前走同様と言えますし、有力馬が差しタイプなので後ろで牽制しあって前残りというケースも有り得そうです。

また、馬格は似ても似つかないですが、半姉は小柄な馬体ながら活躍したメロディーレーンということで血統的にも注目したい1頭です。

ということで今年の東京スポーツ杯2歳Sは、タイトルホルダーを中心視した馬券で勝負したいと思います。