【JRA関屋記念2023予想】あの有力馬が抱える〝危険サイン〟とは?

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今週はトップマイラーが激突する「関屋記念」が新潟競馬場で開催。

主役候補は前走の中京記念で2着だったディヴィーナが最有力。2走前のヴィクトリアマイルでは15番人気ながら4着に好走しており、今年は勢いが良い。母のヴィルシーナも5歳でG1ヴィクトリアマイル連覇を果たしており、今年は飛躍も期待したい1頭だ。

前走は逃げるセルバーグを追い上げるも、1馬身半差届かずの2着だった。ただ、内を通った勝ち馬に対してこちらは外々をまわっており、勝ち馬が逃げられる展開であった中でこの内容なら悲観する必要はないだろう。今回のメンバーなら能力的にも上位となり、巻き返しは十分に期待していい。

とは言え、全く不安がないとも言い切れない。最大にして唯一の不安は“出遅れ”だろう。実際、昨年の関屋記念もスタートで出遅れて流れも前残りの展開となり、14頭中13着と大きく崩れた。スローペースでの好走歴は皆無で、展開が向かないと来てくれないという印象を強く受ける馬でもある。

中京記念やヴィクトリアマイル、京都牝馬など好走しているレースは全て速いペースで、スローペースでの好走歴は皆無。展開が向かないと来てくれないという印象を強く受ける馬でもあり、買い時が難しい馬でもある。

今充実期に入っている気配もあり、引き続き相性の良いM.デムーロ騎手とのコンビと流れは良いが、スタートのミス一つで一気に信頼度は落ちるし、好走には展開の手助けも必須となると、絶対的な信頼をおける存在とは言い難い。人気上位に推される可能性が高いここは、取捨は慎重に見極めたい。