【東京優駿2022予想】粗品の“呪い”がついに解ける?日本ダービー本命馬を予想

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お笑いコンビ「霜降り明星」粗品のオークス本命馬ナミュールは3着。今春は本命馬がほとんど掲示板にすら入らない結果に終わっていた粗品だが、久々に馬券圏内に入れてきた。馬券自体は1着固定の三連単で的中こそしなかったが、本人としてはやや自信を取り戻せたのではないだろうか。

しかし、「令和のキングボンビー」の異名を持つ粗品の“呪い”はまだまだ発動中だ。先週のオークスも荒れに荒れた。発端はサウンドビバーチェの放馬で、輪乗りの際に他馬に蹴られ、鞍上の石橋騎手を振り落としてコースの向正面あたりまで放馬してしまった。取り押さえるのに時間がかかり、15分発走が遅れてしまったのだ。これは84年のグレード制導入後以来、最も長い遅延時間である。関西圏の一部のテレビ中継ではレースの3コーナーでCMに入ってしまい、ファンが困惑する事態となった。

レース自体も1番人気のサークルオブライフがスタート直後に挟まれ最後方まで下げる不利があり、まさかの12着大敗。10番人気の伏兵スタニングローズが2着に食い込む波乱の内容であった。

ただ、粗品の本命馬ナミュール自身は良い競馬をしている。まだ大分荒々しいところはあるが、桜花賞の頃と比べるとマシになってきている印象を受けた。2F短縮の秋華賞が目標なら面白くなるだろうし、マイルへ戻したとしてもそれはそれで引き続き評価出来る。今後が楽しみな1頭であることは間違いない。

さて、気になるのは日本ダービーにおける粗品の本命馬だ。最有力候補はやはり1番人気が濃厚なイクイノックスか。皐月賞からの上積みや持ち味が生きる東京コース替わりなど、条件は良い。15年のダービーで14着に大敗した父キタサンブラックの雪辱がかかっているというドラマもありと、魅力が多い1頭だ。1番人気が期待に応える強いレースぶりを見たいというファンも多いハズ。キングボンビーを吹き飛ばす圧倒的な強さで、波乱の終焉を告げるのもまた気持ちが良いだろう。

今年のG1予想では初めて本命馬が馬券内に入ったものの、これまでことごとく飛ばしており“粗品の呪い”として恐れられている粗品氏。「ダービーでカマさないとあかんなと思ってます」と前向きなコメントを残しており、大舞台での的中は大きな信頼回復にもつながるだろう。果たしてどの馬が本命視されるのか、呪いの行方や如何に…。注目の発走は29日(日)15時40分。