【サウジカップ2025予想】15億円の栄光をつかむのは?フォーエバーヤングvsロマンチックウォリアー
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世界最高の賞金額を誇るダートG1「サウジカップ」がいよいよ開催だ。2023年はパンサラッサが勝利し、日本調教馬として初優勝を達成。2024年からは国内でも馬券発売が開始され、国内の競馬ファンにとっても注目度の高いレースとして認識が広まっている。
今年は東京大賞典・1着から参戦するフォーエバーヤングが主役と見て間違いだろう。
秋初戦は世代最強を決める一戦となるジャパンダートクラシックを快勝すると、11月のBCクラシックでは惜しくも3着に惜敗。続く東京大賞典では番手から鮮やかに抜け出して快勝しており、強豪古馬が相手でも力は上位であることを証明してくれた。
サウジ競馬も昨春にサウジダービーを制しており、キングアブドゥルアジーズ競馬場への適性も問題なし。UAEダービー・1着、ケンタッキーダービー・3着と海外遠征もお手の物で、中央・地方・海外の馬場を問わずどんな条件でもこなしてくれる安定感は魅力だ。国内における人気や期待度は高く、一競馬ファンとしても応援の意味も込めてこの馬から買うのがもはや礼儀とも言って良い。
今回圧倒的なライバルとして立ちはだかるのは香港最強馬のロマンチックウォリアーだ。
昨年末の香港カップではダービー馬のタスティエーラ、三冠牝馬のリバティアイランドを相手に最後は流しながらゴールしており、この馬の実績・実力についてはもはや詳しい説明は不要。これまで数々の日本のトップホース達が同馬に戦いを挑んできたが、ただの1頭も土をつけることができていない。
ただ、そんな最強馬も今回は“初ダート”ということで、いつも競馬とは勝手も違ってくる。もともとスプリントでデビューしたが徐々に距離を伸ばし、今ではマイルから2000m、時にはクラシックディスタンスもこなす万能タイプ。ダートもあっさりと克服してくれそうな気配は十分にあるだろう。
兎にも角にも、フォーエバーヤングVSロマンチックウォリアーというビッグネーム同士の対決は近年稀に見る好カードだ。馬券的妙味は少ないが、両軸で買っても良いというくらいに高く評価できる2頭である。賞金15億円のビッグレースを制すのはどの馬か?目が離せない。