今年の藤沢厩舎の2歳馬は一味違う

今年の藤沢厩舎は、かなりレベルの高い2歳馬が揃っている。毎年、藤沢厩舎には良い馬が委託されているが、なかなかクラシックに乗らない。これだけの名馬を輩出してきた、超名門厩舎だが、牡馬クラシックには全く縁がないのは、競馬界の七不思議のひとつ。今週デビュー予定のファーブルトンはかなりの能力の高さを感じさせる機敏な動きをしている。父コングラッツ・母セレブレイションキャット。母の母は米国で成績を残した良血馬。切れるタイプでは今の所ないが柔軟な動きをしており、今週のデビュー戦では、前につけて、直線は前を交わすだけの競馬になるだろう。断然人気も仕方がない。7月30日(土)芝1500Mをルメール騎手とのコンビでデビュー戦を迎える。

ここはしっかり一発回答を示してくれそうだ。そして、今週もう1頭藤沢厩舎から注目の牝馬がデビューする。ソウルスターリング。父フランケル・母スタセリタ。父母合わせてG1を16勝が注目されているが、それだけで産駒が走れば生産者は苦労しない。この馬はしかし、かなり奥が深い。7月31日の芝1800M戦でこちらもルメール騎手とのコンビでデビュー。ここは普通に走ればこのデキなら1頭次元の違う馬がいるかんじなので楽勝してくれるだろう。問題はその後のローテーション。この馬は切れ味も兼ね備えている。今週デビューの藤沢厩舎の2頭はいずれも断然人気が予想されるが取りこぼしはないだろう。