ゴールドシップやらかす。なぜ出遅れた?2つの原因を推論してみた。

記事「ゴールドシップやらかす。なぜ出遅れた?2つの原因を推論してみた。」のサムネイル画像

関係者も原因は分からない

圧倒的一番人気に推されたゴールドシップがゲートで2度大きく立ち上がり、宝塚記念は誰も予想できなかった事態が起こった。今年の天皇賞春の時は頑なに拒んだゲート入りも今回は始めから目隠しをしてスムーズに入った。ゲートに入ってからも大人しくしており、ここまで何もかもが順調であった。

しかし悲劇は起こった。ゲート入りの最後の一頭であるラブリーデイが入った直後にゴールドシップは前脚を軽く上げた。いよいよスタートだという時にさらに今度は大きく立ち上がり、着地してからゲートが開く。しかし開くと同時にまた立ち上がり馬体を横に振り、ゲートが開いてから2秒近く経ってからようやく抜けてスタートした。
会場は大きくどよめき、約10馬身も差を付けられてのスタートとなった。さすがの名手・横山典弘騎手もなすすべなく、ただ回ってきただけのブービー15着でゴールした。レース後のコメントでは、横山騎手も調教師の須貝師も何故こうなったか全くわからないとしており頭を抱かえた。

出遅れの"前科"があった

ゴールドシップがゲート内で暴れる行為は以前にもあった。'14年の天皇賞・春の時である。この時ゴールドシップは4枠8番に入っており、この時もスタートする直前までは大人しくしていた。しかしスタート直前になって急にゲート内で吠えて立ち上がった。この時も最後の一頭が入る直前であった。その結果、今回の宝塚記念とまではいかないにしろ大幅に出遅れて2馬身差を付けられてのスタートとなった。

なぜゴールドシップはこんなことをしたのか?その真相は馬本人にしかわからないのかもしれないが、その原因を推論してみたいと思う。

2つの原因を推論

昨年の天皇賞と今回の宝塚記念に共通している点が2点ある。

まず1点目はどちらのレースも最後の1頭がゲートに入るタイミングで暴れだしているという点である。まさにスタートする直前である。この点から推測するに、ゴールドシップはわざとスタート直前で暴れてレースを放棄して遊んでいるのではないだろうか。元騎手で競馬評論家の"アンカツ"こと安藤勝己氏は自身のTwitterで「ゴールドシップは隣の馬見てわざと悪さしとるもんな。」と述べている。まるで我々をあざ笑うかのように敢えてふざけたレースをしているのではないだろうか。だとすれば今後出走するレースにおいても予想は難解であるし、ほとほと参った性格の持ち主である…。

続いて2点目の共通点だが、どちらのレースも隣に勝馬が入っているということである。天皇賞の時は勝ったフェノーメノが入り、今回の宝塚記念も勝馬であるラブリーデイが入っている。ゴールドシップは強い馬に対して異常なほど反応を示し、吠えて威嚇したり近くで暴れたりする。調教師の須貝師がゴールドシップについてのインタビューで「強い馬に対して威嚇する。」とコメントしていることから彼がボス気質・王様気質な性格であることがわかる。隣の馬から何かしらの強いオーラを感じ取って暴れてしまったという可能性も無くはない。ゴールドシップは臭いや周りの空気や雰囲気にもとても敏感な馬のようで、人間には感じ取れない馬のオーラを感じ取ってその馬の戦闘力を図ることが出来たとしても不思議ではない。だとすればぜひゴールドシップに単勝の予想コラムでも書いてもらいたいくらいだ。

それでも愛されるゴールドシップの魅力

さて、今回の出来事から考えられる2つの原因を推論してみたが、その真意はゴールドシップ本人にしか分からない。今回の出遅れでゴールドシップ絡みの馬券約121億円が一瞬にして消し飛んだとされているが、馬に対する批判は少ないもので、ゴールドシップの愛されぶりがよくわかる。
確かにゴールドシップは他の馬とは違ってレースの戦績もさることながら、馬の"性格"が評判に繋がっている面白い馬である。見ていて飽きないし、どういうレースをするかわからないからこそ彼の走りが楽しみであって、それが人気に繋がっていると感じる。今回の宝塚記念では波乱を呼んだ起因となったが、今後のレースも色々な意味で注目していきたい馬である。